静岡県において自分で不用品を処分するためには？

静岡県において自分で不用品を処分する場合は、自治体の行政を利用するのが一般的です。
行政を利用する場合は、主に以下の2つの方法があります。

ただ、指定の大きさを越えるものは「粗大ごみ」扱いとなるために、処理方法が異なります。ここからは静岡市の場合を例に解説していきます。

申し込む

まず、自治体の粗大ごみ受付センターに電話またはインターネットで申し込みを行います。静岡市の場合、電話番号は0120-532-471です。申し込みの際には、収集日や出すごみの種類、数量を伝えます。

品目ごとに「氏名」「不要」の文字を書き込む

外見で判断が可能な大きなサイズの物は、この方法で回収されます。
小さな物については、市が指定する袋や認定袋に入れ、その袋に「氏名」と「不要」と記載します。指定された袋を使用していない場合や、中身が確認できない場合は、回収されないことがあるので注意しましょう。

指定の日にゴミを出す

静岡市では不燃ごみや粗大ごみを屋外に運び出すのが難しい「高齢者のみの世帯」などを対象に、運び出しをサポートする「ふれあい収集」サービスも提供しています。
静岡市では、粗大ごみの処理方法として個別回収（戸別収集や集積所への廃棄）が推奨されています。これは、過去に適切に分別されていない粗大ごみの持ち込みや、リサイクルごみや処理対象外ごみの混入、付属品が外されていない状態での持ち込みが多発したため、セルフ分別を奨励しているからです。
ただし、一時的に大量の粗大ごみを処分する必要がある場合は、直接工場へ持ち込むことが許可されています。

粗大ごみを直接持ち込む際の要件・注意点

直接持ち込む際の注意点

1. 現住所が確認できる身分証明書を持参すること
2. 粗大ごみを廃棄する本人が処理施設に来ること
3. 粗大ごみの荷下ろしは自分で行うこと（どうしても無理な場合は職員に相談）
4. 施設によって持ち込める品目が異なるため、事前に確認すること
5. 粗大ごみに関係のない物（電池など）を外しておくこと

なお、土曜日は粗大ごみの持ち込みができません。日曜日は定休日ですが、祝日は受け入れを実施しています。
詳細は、清掃工場やごみ受付センターにお問い合わせください。

粗大ごみの処分にかかる料金

静岡市では、粗大ごみの収集は無料で行われるため、手数料は発生しません。そのため、他県の自治体のように粗大ごみ処理券（シール）の購入は不要です。※「数百円～千円前後」の処分料金がかかる地域もあります。

粗大ごみとして処分してくれないもの

静岡県の自治体が粗大ごみとして処理しないものには、以下のような品目があります。

これらの品目を処分するためには、専門の処理業者や販売店に依頼する必要があります。具体的な方法については、各自治体の公式ウェブサイトや窓口で確認することをお勧めします。

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静岡県で不用品回収業者を利用した時の料金は？

静岡県で不用品回収を依頼する際の料金は、回収する品目や量によって異なります。主に以下の2つのプランがあり、それぞれ料金の体系が設定されています。

少量の不用品回収

不用品の数が少ない場合、通常は品目ごとに料金が設定されます。たとえば、家具や家電を1点ずつ回収する場合、品目やサイズによって異なりますが、料金の相場は数千円から1万円程度です。
また、品目ごとに回収を依頼する際には、ほとんどの業者で「品目ごとの回収料金」に加えて「基本料金」が発生します。静岡県の業者での基本料金の相場はおおよそ3,000円から5,000円です。
ただし、基本料金や品目ごとの回収料金は業者によって変わるため、まずは複数の業者に見積もりを依頼しましょう。以下は静岡県における代表的な家具・家電の回収料金の目安です。
代表的な家具・家電の回収料金の目安

大量の不用品回収

不用品が多い場合や一度にまとめて処分したい場合は、積み放題プランや定額パックを利用するのがお得です。軽トラックの積み放題プランでは2万円から5万円程度、2トントラックの場合は5万円から10万円程度が一般的です。

積み放題プランや定額パックでは、指定されたトラックのサイズ内で複数の不用品を一括して回収してもらうことができます。回収する不用品が多ければ多いほど、全体のコストはよりお得になる仕組みです。ただし、業者ごとに積載可能な量や料金体系が異なるため、具体的な内容については各業者のウェブサイトや電話で事前に確認することをお勧めします。以下は、静岡県の不用品回収におけるパック料金の目安です。

行政の不用品回収と民間業者のメリットとデメリット

行政の不用品回収は、コストが低く抑えられ、信頼性が高いという大きな利点があります。しかし、混雑時には対応が遅れることがあり、不用品の種類によっては回収できない場合もあります。一方、民間の不用品回収業者は、迅速な対応や柔軟なサービスが可能ですが、その分コストが高くなることがあります。

静岡県における行政サービスと民間業者それぞれの利点と欠点を比較し、ご自身の状況に合った最適な選択を考えてみましょう。

静岡県で処分できない不用品がある場合は不用品回収業者に依頼しよう

静岡県の行政サービスでは対応が難しい不用品や、「ジモティー」や「おいくら」などのアプリで譲渡先が見つからない場合は、不用品回収業者を利用すると良いでしょう。こうした業者に依頼すれば、面倒な運搬や搬出作業を全てお任せでき、手間をかけずにスムーズに処分できます。

不用品回収業者は、量やサイズに関係なく対応可能で、大型の家具や家電も問題ありません。また、急ぎの場合には即日対応してくれる業者も多く、迅速な処分が可能です。さらに、多くの業者が買取サービスを提供しており、高額で買い取られた品物の売却益を回収費用に充てることで、処分コストを大幅に削減できます。

ただし、信頼性に欠ける悪質な業者も存在するため、利用する際には注意が必要です。高額請求や不法投棄などのトラブルを避けるために、口コミや評判を確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

静岡県で悪質な業者を選ばないために気を付けるべきポイント

静岡県で悪質な業者を選ばないために、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

許可業者かどうかを確認する

静岡県では、一般廃棄物収集運搬業の許可を得ている業者のみが家庭から出る不用品を回収できます。許可業者かどうかを確認するために、事前に公式ウェブサイトに目を通しておきましょう。

料金体系が明確かどうか

料金が明確で、追加料金が発生しないか確認しましょう。悪質な業者でなければ、リサイクル料金が別途発生することなども事前にしっかり知らせてくれます。

口コミや評判をチェックする

実際に利用した人の口コミや評判を確認することで、信頼性を判断できます。出張見積もりが無料で、買取依頼も可能な業者は、利用者から高評価を得ていることが多いようです。

サービス内容を確認する

業者によって提供するサービスが異なるため、自分のニーズに合ったサービスを提供しているか確認しましょう。不用品回収だけでなく、生前整理や遺品整理、庭木の伐採なども行っている業者もあります。

5. 顧客対応の質とスピードを確認する

信頼できる業者は、問い合わせに対して迅速かつ丁寧に対応します。電話やメールで質問した際の回答が具体的で誠実なものであれば、その業者は安心できると言えるでしょう。現地での対応もスムーズで信頼できるものであるか、しっかりと見極めることが大切です。

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静岡県で無料で不用品を処分する方法とは？

自治体に依頼する

前項でも解説した通り、静岡県（静岡市）では不用品の回収を無料で行っています。しかし、自治体に依頼する場合はさまざまな制限があります。まず、家電リサイクル法に該当する製品については回収不可となっています。

また、粗大ごみは1度に7点までしか出すことができません。回収日についても毎月指定の日時が決められており、急ぎの場合でも1週間前までに予約をしておく必要があります。

自分で直接処理場に持ち込む方法もありますが、大型の物や重い物を扱う際には、事前に必要な人数を揃えて処理場に向かい、ケガのリスクに十分配慮しながら作業を行わなければなりません。※静岡県には「数百円～千円前後」の処分料金がかかる地域もあります。

ジモティーを活用する

静岡県で不用品を効率よく処分したいなら「ジモティー」を利用する方法もあります。ジモティーは地域密着型の掲示板サービスで、使わなくなった家具や家電、衣類などを無償で譲りたい人と、それを必要としている人を結びつける便利なプラットフォームです。

大型の不用品、例えばソファやベッド、冷蔵庫、洗濯機などは処分に高額な費用がかかりますが、ジモティーを活用すれば、費用をかけずに引き取ってもらえる可能性があります。ジモティーへの投稿も簡単で、ID登録後に写真と説明を入力するだけで掲載ができます。受け渡しの方法や場所も柔軟に設定できるので、双方の都合に合わせた取引がしやすいのも特徴です。

静岡県内でのユーザー数も多いため、急な引っ越しなどで即座に不用品を処分したい場合にも、スムーズに引き取り手が見つかることが期待できます。ただし、大型の不用品の運搬には計画が必要ですので、事前にしっかりと準備しましょう。

3. 「おいくら」サイトを活用する

次に紹介するのは、「おいくら」というリユースショップの価格比較サイトです。おいくらは静岡県を含む全国の自治体と連携し、SDGsの推進に貢献しているサイトです。

「おいくら」では、一度の依頼で複数のリユースショップからの買取価格をまとめて比較することができます。この方法なら、いくつものリユースショップからの買取価格を一度に知ることができるため、不用品が意外な高値で売れる可能性もあります。静岡県には多くのリユースショップがあり、それぞれ得意な品目や買取価格が異なるため、「おいくら」を使うことで、これらのショップ一軒一軒に査定依頼をする手間が省け、効率的に不用品をお金に変えることができます。特に、家具や家電、ブランド品などを高値で売りたい方に最適です。

「おいくら」の利用方法も非常に簡単です。サイトやアプリに売りたい品物の情報を入力するだけで、査定結果をメールで受け取ることができます。また、多くの店舗が出張買取に対応しているため、大型の不用品も自宅から出す手間なく処分することが可能です。

4. フリマアプリを活用する

最後に、フリマアプリを使った不用品の処分方法を紹介します。「メルカリ」や「ラクマ」などのフリマアプリを利用すれば、自宅にいながら簡単に不要なアイテムを出品することができます。フリマアプリは初心者でも安心して利用できるのが魅力で、まだ使える家具や家電、ファッションアイテムなどは意外に早く売れることがあります。

ただし、フリマアプリを利用する際には、商品の梱包や購入者とのやり取りが必要です。また、大型の不用品は発送が難しく、送料が高くなる場合もありますので、事前に発送方法をしっかり考えておくことが大切です。

KADODE作業担当

このように、静岡県で不用品を無料で処分する方法としては、自治体の利用、ジモティーの利用やリユースショップの価格比較、フリマアプリの活用があげられます。

手間をかけずに処分したい方や、できるだけ高く売りたい方、それぞれに合った方法を選んで賢く不用品を手放しましょう。

不用品の片付け後も注意

不用品を片付けた後も、気を抜くとすぐに部屋が散らかってしまうことがあります。片付け後も部屋が再び物であふれることを防ぐためには、次の3つのポイントを実践しましょう。

使用後は物を定位置に戻す

片付けた後の部屋をきれいに保つためには、使った物を必ず定位置に戻す習慣が大切です。物をそのまま置きっぱなしにすると、すぐに部屋が散らかります。定位置が決まっていない物は、収納場所を見直して決めましょう。

物が増える前に手放す

新しい物を購入する前に、本当に必要かどうかをよく考えましょう。そして、購入を決めた場合は、その物と引き換えに何かを手放す習慣を身につけることが重要です。これにより、物があふれるのを防ぐことができます。

ゴミはこまめに処理する

ゴミを溜め込まず、こまめに処分することも重要です。ゴミ収集日には、ゴミ箱がいっぱいになる前に捨てるよう心がけましょう。これを習慣にすることで、部屋を常に清潔に保つことができます。多くの自治体では平日に収集が行われるため、忘れずにゴミを出しましょう。

KADODE作業担当

一度に全て行わなくても問題ありません。できる部分から少しずつ試してみましょう。

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静岡県で不用品回収業者を利用している人の割合

静岡県に住んでいる人に「不用品の処分方法」についてのアンケートを実施しました。

「不用品回収業者」と「自治体の粗大ごみ収集」の利用者の割合

‣不用品回収業者を利用…35％
‣自治体の粗大ごみ収集を利用…47％
‣処分する品目によって両方を利用…12％
‣その他、リサイクルショップや友人へ譲った…6％

静岡県では不用品回収業者を利用する人が35％、自治体の粗大ごみ収集を利用する人が47％でした。その他、不用品回収業者と自治体の粗大ごみ処分を両方利用した人は12％、その他、リサイクルショップや友人へ譲った人の割合は6％程度いました。
不用品回収業者を利用している人の割合は、他県よりも若干高いようです。
自治体の粗大ごみ収集は1ヶ月に1度しか行われないため不便を感じている人が多いようです。

職業別の不用品回収業者利用割合

以下は不良品回収業者を選択している人の割合です。
‣専業主婦・主夫…46％
‣会社員…45％
‣自営業…38％
‣アルバイト・フリーター…53％

職業別に見ると、専業主婦・主夫の回答者のうち、54%が自治体の粗大ごみを利用し、46%が不用品回収業者を利用したと回答しています。
会社員の回答者では、45%が不用品回収業者を利用し、55%が自治体の粗大ごみを利用したという結果でした。
自営業の方では、38%が不用品回収業者を利用し、62%が自治体の粗大ごみを利用しています。一方、アルバイト・フリーターの方々の中では、53%が不用品回収業者を利用し、47%が自治体の粗大ごみを利用しているという状況です。
不用品回収業者を利用した会社員からは、「忙しくて自治体に対して粗大ごみの手続きができなかった」「一人暮らしで自分で運ぶのが難しかった」といった声が寄せられています。

処分品目数別の割合

‣1～3個程度を処分する場合…20％
‣4～6個程度を処分する場合…49％
‣7個以上を処分する場合…62％

不用品の数が1〜3個程度の場合、自治体の粗大ごみ回収を利用する人が80%で、不用品回収業者を選ぶ人は20%です。
4〜6個の場合には、自治体の粗大ごみ回収の利用率が51%、不用品回収業者の利用率が49%となっています。
不用品が7個以上になると、自治体の粗大ごみ回収を利用する割合が38%に対し、不用品回収業者を選ぶ割合が62%に増加しています。

この結果から、不用品の量が増えるにつれて、自治体の回収サービスの限界が顕著になり、より柔軟で迅速な対応が可能な不用品回収業者に依頼する人が増えるということが分かります。