東京都の自治体（自分）で不用品を処分する方法

東京都にお住まいの方がご自分で不用品を処分する方法には、以下の2つがあります。

それぞれ解説します。

① 自治体の粗大ゴミ回収を利用する方法

東京都のほとんど地域では、自治体が粗大ゴミを回収しています。自治体に事前に申し込みを行い、粗大ゴミ処理券を購入して指定された場所に自ら運ぶ必要があります。

自治体における粗大ゴミ（不用品）回収のおおまかな流れ

1. 粗大ごみ受付センター」へ電話またはインターネットで申し込む
2. 粗大ゴミを回収してもらうためのシール（処理券）を購入する
3. 回収当日の朝、粗大ゴミを指定場所まで運んで回収してもらう

粗大ゴミとして自治体に処分を依頼する場合、申し込みから処分完了まで約1週間、12月や4月などの繁忙期には約2週間待つことも珍しくありません。
特に処分までに時間がない場合、引越しなどでデッドラインがある場合は、そこから逆算して余裕を持って早めに回収依頼を済ませましょう。
なお、同じ東京都内であっても地域ごとに回収ルールや料金は異なるため、詳細はお住まいの自治体の公式ホームページをご確認ください。

② 処理施設に直接持ち込む方法

指定のゴミ処理施設に不用品を持ち込むことで、運搬費用を節約でき、①の収集に比べて安く処分することができます。しかし、自治体によって持ち込みには対応していない、または回収できない品目があるなど対応は異なるため、自治体のルールをあらかじめ確認しておきましょう。

東京都で粗大ゴミ回収にかかる費用の目安は以下の通りです。新宿区を例に、一部を抜粋してご紹介します。（※市区町村によって金額は異なります。正しい金額はお住まいの自治体のホームページでご確認ください。）

なお、テレビ、洗濯機、エアコン、冷蔵庫は家電リサイクル法により自治体では基本的に引き取ってくれません。

家電リサイクル法とは？

一般家庭や事務所から排出された「エアコン」、「テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)」、「冷蔵庫・冷凍庫」、「洗濯機・衣類乾燥機」から、有用な部分や材料をリサイクルし廃棄物を減らし、資源の有効利用を推進するための法律です。

自分で処分するには手続きが必要で非常に手間がかかるうえ、「リサイクル料金」と「収集運搬料金」を支払う必要があります。

• リサイクル料金…990円～5,000円程度　※家電メーカーや製品ごとに異なる
• 収集運搬料金…1,500円～3,000円程度　※小売業者によって異なる

手間もお金もかかることは避けられません。

東京都で不用品を無料で処分する方法

「ジモティー」を利用する

東京都で不用品を無料で処分する際には、「ジモティー」を利用するのが便利です。この地域密着型の掲示板サービスを活用することで、使わなくなった家具や家電、衣類などを欲しい人に無料で譲ることができます。
ソファーやベッド、冷蔵庫、洗濯機など大型の不用品は捨てるだけで意外と費用がかかります。しかしジモティーを利用すれば、無料で手放すことができます。
無料で掲載できる点も大きな魅力。投稿は簡単で、写真と説明を入力するだけで完了します。また、受け取り方法や受け渡し場所を自由に決められるため、双方の都合に合わせた取引が可能です。
ジモティーは、東京都内の多くのユーザーが利用しているため、比較的早く処分先が見つかるかもしれません。
ただし、大型のものや重量のあるものは、待ち合わせ場所まで運搬するのが難しいこともあるでしょう。また、ジモティーの利用には注意が必要です。
例えば、受け渡し当日に相手が現れなかったり、連絡が突然途絶えたりするトラブルが発生することがあります。また、自宅近くでの受け渡しはストーカー被害のリスクがあるため、十分に注意しましょう。

フリマアプリやオークションサイトに出品する

東京都で不用品を無料で処分するもう一つの方法は、フリマアプリやオークションサイトに出品することです。代表的なフリマアプリにはメルカリやラクマがあり、これらを使えば簡単に不用品を出品できます。
アプリ内でのやり取りや決済が安全かつスムーズに行えるため、初心者でも安心して利用できます。
また、オークションサイトのヤフオク！も人気です。不用品を簡単に出品でき、欲しい人が入札する仕組みになっています。
ただし、ジモティー同様デメリットがあることも覚えておきましょう。例えば、処分したいものが多いときには不用品の数だけ出品ややり取りの手間がかかり、想像以上に大変です。また、重いもの・大きなものは発送するのが大変なうえ、配送料でかえって出費が増える可能性もあります。
フリマアプリやオークションサイトを利用する際は、事前に配送のことまで頭に入れた上で出品するかどうか検討しましょう。

このように、新しいものや、古くても価値があるもの、まだまだ使えるものなどは捨てるのではなく、必要とする方へ譲るなどエコに手放す方法を検討してみましょう。
上記でご紹介した2つの方法の場合、無料で処分できるだけでなく、現金化できる可能性もありお得に処分したい方にとってはおすすめです。

不用品を定期的に処分するコツ

不用品が溜まらない仕組みを構築し、定期的に処分することで、空間と時間、心にもゆとりが生まれます。片付けを習慣化するために、以下の2つのポイントを押さえましょう。

小分けで確実に！無理のない片付け習慣

片付けが苦手な人は一気に全てを終わらせようとしがちです。しかし、不用品はどんどん増える一方で、着手ハードルもどんどん高くなってしまいます。片付けの負担を減らす鍵は、「小分けに片付け」を進めていくことです。
事前に日程と片付ける部屋を決めて、1部屋ずつ確実に整理しましょう。また、普段のお掃除では、曜日ごとに念入りに片付ける部屋を決めるなど、着実に片付けを進められるよう目標を設定しましょう。

後悔のないよう、思い出の品は慎重に

もし片付け中に大切なものを誤って捨ててしまうと、その経験から立ち直れず、片付けにネガティブな感情を抱くこともあるかもしれません。取り返しのつかない失敗だけは避けたいものです。
そのため、手紙や写真、アルバムなどの思い出の品は勢いに任せて処分せず、一定期間保管を設けて、処分するかどうかを時間をかけて判断するのがおすすめです。
「替えがきかないもの」「取り戻せないもの」は特に慎重に選びましょう。

この2つのポイントを押さえ、不用品を溜めない仕組みを作って定期的に処分することで、快適な空間とゆとりある時間を手に入れられるはずです。
不用品の処分は空間と時間に余裕を生み出し、精神的な安定にもつながります。ぜひ片付けや不用品の処分を日々の習慣として取り入れましょう。

不用品を片付けたらすべきこと

不用品をスッキリ片付けたお部屋がいつの間にかまた散らかっている…そんな経験ありませんか？
キレイにしたお部屋を保つためには、以下のような意識と習慣がポイントです。

使ったモノは定位置に戻す

使ったものは必ず元の場所へ戻す。これが散らかるのを防ぐ鉄則です。テーブルの上や床に置きっぱなしにせず、定位置をしっかり決めましょう。定位置が決まっていないモノは、収納スペースを見直して適切な場所を決めることがおすすめです。

床にモノを置かない

床に直接モノを置くと、たちまち散らかってしまいます。もちろん見た目だけでなく、掃除や移動の妨げにもなります。
必要なものは収納スペースにしまい、床は掃除がしやすく、スッキリ見えるように意識しましょう。

ゴミは溜め込まずこまめに出す

ゴミ箱やゴミ袋がいっぱいになるのを待たず、ゴミ収集日が来たら必ず捨てましょう。

モノが増える前に手放す

新しいモノを購入する前に、本当に必要かどうかをよく考えてみましょう。
そのうえで、新しいものを買うときめた際には、それと引き換えに何かを手放す習慣をつけましょう。モノを増やさないことが散らかりを防ぐ秘訣です。

これらのちょっとした習慣を意識することで、不要な物が再び増えるのを防ぎ、快適な空間を維持することができます。
片付けは一時的なものではなく、日々の習慣こそが大切です。ぜひ今日から、できることから実践してみましょう。

東京都の不用品回収について

東京都は日本最大の都市であり、その人口や経済活動の規模は他の都市と比較しても圧倒的です。そのため、不用品の発生量も非常に多く、効率的かつ環境に配慮した不用品回収システムが求められています。
しかし、ざまざまな選択肢がある中で、どのサービスを利用するべきか迷ってしまうことも多いでしょう。まずは、東京都における不用品回収の傾向や不用品回収にかかる料金相場を押さえておきましょう。

東京都の不用品回収傾向

人口約1,400万人を擁する大都市である東京都は、地方から上京・移住される方などを含め、人口が密集しているエリアです。
人口が多い分、日々大量の不用品が発生しており、不用品の回収において以下のような傾向が見られます。

• 単身世帯や高齢者世帯が増加しており、不用品回収の需要が高まっている
• ライフスタイルの変化により、家具や家電などの不用品が増加している
• 環境問題への意識の高まりから、リサイクルやリユースを希望する人が増えている
• 高齢化に伴い、ご遺族からの遺品整理の需要も上昇傾向にある

もちろん東京23区や市町村など、エリアごとにバラつきはあるものの、行政の粗大ゴミ回収ではなく不用品回収を選ばれる方が増えてきています。

東京都の不用品回収の料金相場

東京都における不用品回収業者の費用相場は、回収方法によって主に以下の2つに分かれます。

それぞれの費用相場をご紹介していきます。

1品目（1点）ごとの料金相場

1品目ごとの回収の場合は、「品目ごとの回収料金」の他に「基本料金」がかかる業者がほとんどです。東京都の不用品回収業者の場合、基本料金の相場は【3,000〜5,000円】。
これらに加え、業者によっては出張費やオプション料金などが発生する場合があります。
品目別の料金相場は以下の表をご確認ください。

※依頼する不用品回収業者や不用品のサイズによって変動があるため、あくまで参考程度にご覧ください。

積み放題プラン・定額パックの料金相場

積み放題プランや定額パックは、規定サイズ以内なら複数の不用品をまとめて回収してもらえるプランです。不用品が多いほどお得に処分することができます。
業者ごとに不用品の積載量やパック料金は異なるため、ホームページや電話等で事前に確認しましょう。パック料金の目安は以下の通りです。

※料金設定に関しては回収業者によっても差があり、実際に回収する品目や大きさなどによっても変わってくるため、参考程度にご確認ください。

行政不用品回収・不用品回収業者メリット・デメリット

行政が行う不用品回収（粗大ゴミ収集）は、最も身近な不用品回収の手段かもしれません。しかし、コストパフォーマンスが高く信頼性がある反面、利用に際しては制約も多いのが現状です。
そのため、行政での処分を迷う場合や対応してもえない場合には、民間の不用品回収業者を利用するのもひとつの手です。
東京都の行政サービスと不用品回収業者のメリット・デメリット比較してみます。状況やニーズに応じて、また以下の情報も踏まえてどちらのサービスが合っているのかを慎重に検討してみましょう。

東京都の自治体やアプリで処分できなかった不用品は不用品回収業者に依頼

ご家庭やオフィスで出た不用品の処理に困った際には、不用品回収業者の利用が非常に便利です。自治体での処分が難しい場合や、ジモティー・メルカリ・ヤフオク！などで譲渡先が見つからない場合には不用品回収業者のサービスが役立ちます。
不用品回収業者に依頼すれば、煩わしい搬出や運搬の作業を一手に引き受けてもらえるため、手間がかからず簡単に不用品を処分可能。また、量やサイズに関係なく対応できるのも大きなメリットです。さらに、急を要する場合には即日対応してくれる業者も多く存在します。
弊社KADODEをはじめ、買取サービスを提供している業者もあります。高く買い取ってもらえれば回収費用に充てられ、不用品処分にかかる費用を大幅に抑えることもできるかもしれません。
しかし、不用品回収業者の中には残念ながら悪質な業者も一部存在します。高額請求や不法投棄といったトラブルを避けるためには、信頼できる業者を見極めることが重要です。

東京都で不用品回収業者を選ぶポイント

東京都で信頼できる不用品回収業者を見極めるためのポイントは以下の5つです。

必要な許可を持っているか

自治体からの許可を受けているかどうかは第一に確認すべきです。
古物商許可や産業廃棄物収集運搬許可を持っている場合もありますが、家庭の不用品回収に必要なのは「一般廃棄物収集運搬業許可」です。ホームページに許可番号が明示されているかを確認しましょう。

料金体系が明確であるか

良心的な業者は、ホームページや見積もりで料金体系を明瞭に示しています。
一方、料金の記載が不明瞭であったり、説明が不十分であったりする場合は要注意です。

適正な料金かどうか相見積もりで比較

料金が相場より著しく高い業者も存在するため、複数の業者と比較して適正価格かどうかを確認することが重要です。相見積もりをとり、不当に高い料金が設定されていないかを確認しましょう。

これまでの実績・事例を確認

不用品回収業者のホームページで実際の作業事例を確認してみましょう。
作業前後の写真や具体的な回収品と料金など、詳細に示されている場合が多いです。実績が豊富なほど安心して任せられます。

マイナスな口コミや悪い評価が少ない

他の利用者の口コミや評価も重要な判断材料となります。リアルな声をもとに、評判が悪い業者は避けるのが無難です。

以上のポイントを押さえて業者選びを慎重に行い、安心して不用品回収サービスを利用しましょう。

東京都在住の方の不用品回収方法

みんなはどうやって不用品処分しているの？

東京都在住の方に「どのように不用品を処分しているのか」の独自アンケートを実施しました。
東京都における不用品処分について傾向を見てみましょう。

1.【東京都】「不用品回収」vs.「自治体の粗大ごみ収集」利用者の割合

2.【職業別】不用品回収業者を利用した方の割合

自治体の粗大ごみ収集ではなく、不用品回収業者を利用した方からは、以下のような声が多く挙がりました。

会社員や自営業の方

「忙しくて粗大ごみの手続きができなかった」、「仕事で粗大ごみの収集日に都合が合わなかった」

その他の方

「一人で外に運び出すのが難しかった」、「早く処分したかったが、自治体の収集日だと時間がかかり待てなかった」

3. 処分個数別で見る「不用品回収業者」利用者の割合

自治体の粗大ごみ収集

不用品1点ごとに、自治体で設定された収集料金（数百円～数千円程度/1点）がかかる。処分個数が多いほど処理料金もかさんでしまう。

不用品回収業者

処分個数に関わらず一律の料金で回収してくれることが多い。処分品目数が多いほどラクに、お得に処分できる。
こうした特徴から、処分個数が多いほど、費用や手間がかからない不用品回収業者を選ぶ方が多いようです。