鳥取県の自治体で不用品を処分する方法は？

鳥取県にお住まいの方が、自治体のサービスを利用して不用品を自分で処理するには、2つの方法があります。

ここからは鳥取市を例に挙げて、くわしく解説していきましょう。
参考：大型ごみの出し方について｜鳥取市

①自治体の粗大ごみ回収に申し込む方法

鳥取市では、粗大ごみを回収してもらえます。回収を依頼する際には事前に各自治体に申し込みを行い、粗大ごみ処理券を購入して、収集日には指定された場所に自分で搬出する必要があります。

鳥取市の粗大ごみ回収手順

1. 「粗大ごみ受付窓口」へ電話やインターネットで申し込む
2. 粗大ごみ処理券を購入する
3. 収集日の朝、指定された場所に粗大ごみを搬出する

鳥取県内における粗大ごみの出し方はほぼ同じですが、詳細な回収ルールや料金は地域によって異なる場合があるため、お住まいの自治体のホームページで詳細をご確認ください。

以下の表では一例として、鳥取市の粗大ごみの処分にかかる費用の目安を紹介します。

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参考：大型ごみ処理手数料について｜鳥取市

②処理施設に粗大ごみを持ち込む方法

粗大ごみを指定の処理施設に持ち込むことでも処分が可能です。ただし、こちらも回収と同様に自治体によっては持ち込みに対応していない場合や、品目によっては回収できないことがあるため、事前の確認が必要です。

また、鳥取市に限らずほとんどの自治体では、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機などは家電リサイクル法に基づき、自治体で回収することができません。
家電リサイクル法の対象製品を自分で処分する方法は、電気店への依頼が一般的です。また、処分にはリサイクル料金と収集運搬料金が徴収されます。

• リサイクル料金：1,000円～5,000円程度（製品やメーカーによって異なる）
• 収集運搬料金：1,500円～3,000円程度（小売業者によって異なる）

テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機を自分で処分するには、費用だけでなく手続きには手間もかかります。一気に処分したい場合は、専門業者に委託するとスピーディーに処分できます。

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回収できない不用品は回収業者に任せるのがおすすめ

自治体で処分ができないものや、譲渡先が見つからなかった場合、頼りになるのは不用品回収業者です。

不用品回収業者だと、依頼者は基本的に何もする必要がなく、分別や搬出などすべてをお任せできます。また、手間をかけず不用品を処分できるだけでなく、量やサイズに関係なく対応が可能です。処分を急ぐ場合にも、即日対応してもらえるのは業者の大きなメリットでしょう。

また、民間の業者ならではのサービスが、不用品の買取です。料金を支払って処分してもらうはずの不用品を買い取ってもらえれば、ほかの不用品の回収費用に充てられます。

鳥取県で不用品回収業者に依頼する料金相場

不用品回収の料金相場は、不用品の量や種類によって異なります。主に以下の2つの回収方法に分けられるので、違いを見てみましょう。

不用品が少量の場合

不用品の数が少なければ、1品目ごとに料金が決まります。たとえば、家具1点の回収費用は、サイズによって異なるものの、数千円から1万円ほどが相場となっています。

また、不用品1品ごとの回収を依頼すると、多くの業者では品目ごとの回収料金に「基本料金」が＋されます。鳥取県での基本料金の相場は3,000〜5,000円程度です。
料金相場は業者によって違いが見られるため、見積もりは複数の業者に依頼してください。

1品ごとの不用品回収における料金の目安

不用品を大量に回収するの場合

不用品が多い場合など、一度にまとめて処分するには、積み放題プランや定額料金パックの利用がお得です。
積み放題プランなどの定額料金は、指定されたトラックの範囲内で、複数の不用品をまとめて回収してもらえます。

以下は鳥取県での不用品回収におけるパック料金の目安です。

※業者ごとに積載可能な量や、料金設定が異なります。事前に各業者のホームページなどで詳細を確認してください。

行政の不用品回収と、民間の不用品回収業者それぞれのメリット・デメリット　

行政による不用品回収に依頼するのが、最もコストを抑えられる処分方法です。信頼性が高いこともメリットといえます。

しかしデメリットとしては、すぐに対応してもらえない、不用品の種類によっては対応できないなどの制限もあることです。急いで不用品を回収してほしい場合は、民間の不用品回収業者へ依頼するのが良いでしょう。

このように行政サービスと民間業者には、それぞれのメリット・デメリットがあります。下記の表を参考にどちらのサービスが向いているのかを、状況にあわせて判断してください。

不用品回収業者を正しく選ぶためのポイント

様々な不用品をまとめて回収してくれる不用品回収業者ですが、中には、悪質な業者が存在します。
悪徳業者に依頼してしまうと、高額請求や不法投棄などのトラブルに遭う可能性があります。トラブルを避けるためにも、正しく業者を選びましょう。

不用品回収業者を正しく選ぶためのポイント

1. 許可の取得
2. 明確な料金体系
3. 適正な料金
4. 実績と事例
5. 口コミや評判

ポイント1. 許可の取得

不用品回収を行う業者は、法律に基づき、許可を取得しなければなりません。「一般廃棄物収集運搬業許可」と「古物商許可」がありますが、家庭の不用品を回収するのに必要なのは一般廃棄物収集運搬業許可です。許可されていない業者に依頼すると、法的トラブルに巻き込まれる可能性もあります。業者のホームページに許可番号が記載されているか、依頼する際には確認しましょう。

ポイント2. 明確な料金体系

ホームページなどで料金体系が明確に記載されている業者には、安心して依頼できます。優良な業者だと、プランに含まれるサービスの範囲やオプションの詳細もわかりやすいです。回収品目や対応エリアなど、細かく説明されているかどうかを確認しましょう。料金体系が明確でなければ、追加料金など不当な請求をされるリスクがあります。

ポイント3. 適正な料金

料金体系が明瞭であるだけでなく、実際に請求される金額が適正であることが大切です。事前に見積もりを出してもらい、料金が適正かどうかを確認しましょう。適正かどうかを判断するには、複数の業者に見積もりを出してもらい、比較することで見極められます。

ポイント4. 実績と事例

実績が豊富な業者は信頼できるでしょう。ホームページで実績や、今までの作業現場の事例が紹介されているかどうかをチェックしてください。作業前後の写真や、所要時間など詳しく書かれていると、依頼する際の参考にもなります。

ポイント5. 口コミや評判

口コミや評判は、業者選びにおいて参考になる大切なポイントです。レビューや評価は実際に業者のサービスを実際に利用した人の生の声なので、サービス品質や業者の信頼性を把握できます。高い評価を得ている業者を選び、評判が悪い業者は避けましょう。

KADODE作業担当

これらのポイントをもとに、不用品回収業者を選んでください。

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鳥取県の不用品回収方法の割合

みんなはどうやって不用品処分しているの？

鳥取県在住の方を対象に「不用品を処分する方法」について、アンケート調査を行いました。その結果、粗大ごみの処理にさまざまな方法が選ばれていることが判明しました。

1.【鳥取県】「不用品回収」vs.「自治体の粗大ごみ収集」利用者の割合

‣不用品回収業者を利用…28％
‣自治体の粗大ごみ収集を利用…44％
‣処分する品目によって両方を利用…14％
‣その他、リサイクルショップや友人へ譲った…14％

結果を総合的に見ると、鳥取県では不用品の処分方法が多様化していることが分かります。「不用品回収」と「自治体の粗大ごみ収集」のどちらも、状況に応じて利用する人が多いです。また、「その他」の割合が比較的高い理由としては、米子市がジモティー・おいくらのサイトとの連携が挙げられます。

2.不用品回収業者を利用した職業別の割合

‣専業主婦・主夫…48％
‣会社員…47％
‣自営業…40％
‣アルバイト・フリーター…55％

自治体の粗大ごみ収集を利用する人が多いのは、費用面でのメリットを重視していると考えられます。ただし、約半数が業者のサービスを選んでいて、利便性を優先する人も多いです。鳥取県では、不用品回収業者のニーズが高まってきています。

3. 処分個数別で見る「不用品回収業者」利用者の割合

‣1～3個程度を処分する場合…30％
‣4～6個程度を処分する場合…39％
‣7個以上を処分する場合…60％

処分する品目が少数の場合、自治体の粗大ごみ回収を利用する割合が高いです。これは費用面でのメリットが大きく、量が少なければ自分で運搬しやすいためです。しかし、品目数が増えるにつれて、プロの不用品回収業者を利用する人が多くなります。業者に依頼すれば不用品が多くても一度に処分してもらえ、手続きも簡単なためです。処分する不用品が多い場合には、専門業者の利用が便利でしょう。

不用品を家に溜めないコツ

せっかく不用品を片付けても、すぐに元の状態に戻ってしまうことは珍しくありません。散らかり始めると、あっという間にまた散らかるため、いかにキープするかが重要といえます。
不用品が溜まれば居住空間が狭くなるため、ストレスなど心への負担となるでしょう。定期的に処分するなど、家に不用品が溜まらないコツを押さえておいてください。

ムリなく少しずつ片付けて習慣化する

一度にすべてを片付けようとすると大変で、途中でイヤになり、結局片付けられない可能性が高くなります。そこで、週に１回や月に１回など、ムリのないペースで家の一部分ずつを片付けていくと良いでしょう。

最初は面倒でも、家のなかが少しずつ片付いていくにつれて苦にならなくなると、定期的な片付けが習慣化できそうです。

勢いだけで捨てず、慎重な検討も大切

とにかく早く片付けようとすると、勢いで大切なものを処分してしまうことや、誤って捨ててしまうこともあります。大切なものを捨てて後悔すると、「片付け」そのものにマイナスのイメージを持ってしまうでしょう。そうなると、家に不用品が溜まる原因となるので、不用品の処分は慎重さも大切です。

また、処分を迷った場合には、急いで判断する必要はありません。一旦は保留にし、時間を空けて再度検討するのがおすすめです。特に買い替えができないものは、捨ててしまってから後悔してももう戻りません。