名古屋市で不要になった大型家具を正しく処分する方法をご存じですか?
引っ越しや大掃除、模様替えの際に発生する不用品は、すぐに片付けたいもの。しかし、適切な処分方法を知らないと、予期せぬトラブルや不法投棄につながるリスクがあります。
この記事では、名古屋市で大型家具を安全かつ効率的に処分する6つの方法を詳しく紹介します。環境にも配慮しながら、スムーズに片付けを進めたい方は必見です。
名古屋市が行う大型家具を処分する方法は2つあります。
大型家具の大きさや種類によって異なるものの、基本的には上記2つの方法で家具を処分する人が多いです。
ただし急いで処分したい場合には「不用品回収業者」を利用するのも良いでしょう。不用品回収業者はコストが掛るものの、自治体での処分とは違ったメリットがあります。不用品回収業者のメリットや利用方法に関しては後ほど詳しく紹介します。
名古屋市で大型家具は粗大ごみになります。
名古屋市での粗大ごみは30㎝角を超えるものです。家具によって処分費用は異なります。以下は大まかな目安費用です。
粗大ごみの大きさや種類 | 名古屋市の処分費用 |
カラーボックスやこたつ板、椅子など | 250円 |
応接いす、机、鏡台、オーディオラックなど | 500円 |
アコーディオンカーテン
げた箱 サイドボード(高さ90センチ未満かつ幅120センチ未満)テーブル、ロッカーなど |
1,000円 |
応接いす(2人以上)
サイドボード、本棚、食器棚、たんす(すべて高さ90センチ以上または幅120センチ以上) 以上)など |
1,500円 |
上記は一例です。大型家具の詳しい処分費用に関しては、名古屋市粗大ごみ受付センターインターネット受付で検索してください。
ここからは名古屋市における大型家具の処分方法について詳しく紹介します。
主な方法は6つあり、まずは粗大ごみとして出す、不用品回収業者を利用する、指定の引取場所まで大型家具を運ぶ、といった方法です。それぞれにメリットがあるので、自分に合う方法を選んでください。
まずは最も多く利用されている方法です。大型家具は基本的に名古屋市の粗大ごみとして出すことができます。ここからは粗大ごみとして出す流れについて紹介します。
まずは名古屋市の「粗大ごみ受付センター」で家具の処分を予約しましょう。予約方法は以下の2通りです。
予約時に、家具の種類や大きさを伝えます。大きさによって処分費用は変わるため、メジャーなどで正確に計測しましょう。予約をすると、大型家具の処分費用や収集日が案内されます。
粗大ごみ処分を申し込むと、費用が案内されます。名古屋市では家具の種類や大きさに応じて料金が設定されています。
大型家具処分費用の一例、タンス
例えばタンスを処分する場合、高さと幅の大きさに応じて処分費用は異なります。
案内された金額を確認したら、名古屋市内で指定された販売店(コンビニやスーパーなど)で粗大ごみ処理券を購入します。
処理券を購入したら、処分する大型家具の見やすい場所にシールを貼ります。
シールを貼る前に、処理券に名前か予約番号を記入します。例えばタンスの場合なら、一目で分かる上部の前面にシールを貼りましょう。はがれてしまうと回収されないため、しっかりと貼り付けましょう。
その後収集日当日の朝8時までに指定の場所へ不要家具を出します。
名古屋市では、粗大ごみは自宅前に置くことが基本です。集合住宅の場合は近隣住民の通行を妨げないよう注意しましょう。回収車が不要家具を回収したら完了です。
家具を出す際は、前日に出すのは避けましょう。前日搬出は、通行の妨げになるだけでなく、第三者による無断持ち去りや不正投棄の原因にもなります。
名古屋市ではこうしたトラブルを防ぐため、収集日当日の朝に粗大ごみを搬出することを推奨しています。
大型家具の処分は「不用品回収業者」を利用する方法もあります。
業者なら自宅まで来てもらい、家具を解体や運搬する作業を全て任せられるため、力仕事や車両の手配が不要です。また、自治体の粗大ごみ回収と異なり、予約や処理券の購入が不要です。さらにスケジュールの融通が利きやすいメリットもあります。
回収費用は家具の種類や大きさ、業者によって異なりますが、概ね3,000円~1万円程度です。特に急ぎで処分したい場合や、引っ越しの際に大型家具をまとめて処分したい場合なども柔軟に対応してくれます。
さらに不用品回収業者であれば、粗大ごみでは対応が難しい重いソファや解体が必要なクローゼット、大型のダイニングテーブルも安全に処分できます。プロの手で運び出してもらえるため、壁や床を傷つける心配もありません。
自分で運ぶのが難しい家具を抱えている方や、迅速に処分したい場合は、不用品回収業者の利用を検討しましょう。
名古屋市にあるおすすめの不用品回収業者は、以下の記事で詳しく紹介しています。
名古屋市では、大型家具を自分で処理施設に持ち込んで処分することも可能です。
この方法は、業者に依頼せずコストを抑えたい方に適しています。ただし、いくつかの手続きや注意点を把握しておきましょう。
まず、持ち込みには事前に環境事業所での受付が必要です。受付は平日のみ行われており、土日や年末年始は対応していないので注意しましょう。
持ち込みたい大型家具を車両に積み込み、環境事業所で手続きを済ませると、職員が処理施設への搬入方法を案内してくれます。なお、処理施設で直接受付は行っていないため、必ず事業所を通しましょう。
処理施設では、家具を計量し、その重量に応じて10kgごとに200円の手数料を現金で支払います。その後、自分で家具を降ろし、処分は完了です。施設によっては混雑が予想されるため、なるべく平日に持ち込むのがおすすめです。
また大型家具の搬入には車両が必要となるため、レンタカーの手配や運搬作業を事前に手配しましょう。処理施設への運搬は手間がかかりますが、費用を抑えつつ、自分のタイミングで処分したい方には有効です。
大型家具を処分する際には、リサイクルショップの利用も検討しましょう。
状態が良く再利用可能な家具であれば、売却して収入を得られる場合もあります。
リサイクルショップでは、デザインやブランド、素材、使用状況などが査定基準となります。特に、人気のブランド家具や時代に合ったデザインのものは高値がつきやすいです。事前に家具を掃除し、目立つ汚れやほこりを取り除いておくと、査定額が上がる可能性があるためおすすめです。
ただし、大型家具は店舗によって引き取り条件が異なります。特にサイズや重量に制限がある場合が多いため、事前に電話やウェブサイトで確認するのが良いでしょう。また、自宅まで引き取りに来てくれるサービスを提供しているショップもあるので、搬出が難しい場合はそのような業者を選ぶと便利です。
状態の良い大型家具であれば、フリマアプリを利用して売却するのもおすすめです。
特に、以下のような家具はフリマアプリにおいて需要があります。
上記に当てはまる場合は、ぜひフリマアプリの利用を検討しましょう。
売るコツとしては、商品の詳細情報や複数の写真を掲載することです。例えば、家具の使用年数、サイズ、傷や汚れの状態などを正直に記載すると、信頼性が上がりスムーズな取引につながります。
また、購入者が搬出しやすいよう、自宅近くでの直接引き渡しを提案するのも一つの手です。
大型家具といっても、その処分費用は種類によって異なります。ここからは名古屋市で出される主な粗大ごみ、ベッド、ソファ、机や食器棚の費用を紹介します。
名古屋市でベッドを粗大ごみとして出す場合、ベッドのフレーム、マットレスそれぞれに料金が掛かります。
品目 | 処分費用 |
マットレス(スプリング入り) | 1,000円 |
ベッドフレーム | 1,500円 |
一般的なシングルベッドの場合、粗大ごみの処理費用は上記の通りです。
ベビーベッドや、スプリングの入っていないマットレスになると処分費用は500円です。形状によって費用は異なるものの、基本的にマットレスは1,000円、ベッドのフレームは1,500円で処分できます。
名古屋市のベッド処分費用は以下の通りです。
品目 | 処分費用 |
1人用ソファ | 500円 |
2人以上のソファ | 1,500円 |
1人用のソファは500円ですが、それ以上のソファは1,500円です。2人用でも3人用でも1500円での処分費用になるため、大型のソファになるほど処分費用はお得といえるでしょう。
品目 | 処分費用 |
テーブル天板の長辺、デスクラック(いずれも65cm未満) | 250円 |
テーブル天板の長辺、未満の学習机など(いずれも65cm以上120cm未満) | 500円 |
120㎝以上の机 | 1,000円 |
高さ120cm未満×幅90cm未満の食器棚 | 1,000円 |
高さ120cm以上または幅90cm以上の食器棚 | 1,500円 |
机や食器棚は大型のものも多く、処分費用は1,000円を超えることが多いです。
ただし120㎝未満のテーブルや食器棚は費用を抑えられるので、可能であれば天板などをカットして処分する方法もあります。
ここで紹介した以外の粗大ごみの費用について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
名古屋市では多くの不用品を粗大ごみとして出せますが、次に紹介するものは粗大ごみとして出すことはできません。
家電リサイクル法により、これらの家電製品は粗大ごみとして自治体に出すことができません。
この法律は、資源の有効利用と適切な廃棄処理を目的としているため、以下の方法で処分する必要があります。
販売店で引き取ってもらう際にはリサイクル料金と収集・運搬費用がかかります。
先に郵便局でリサイクル料金を支払い、近くの引き取り場所まで運搬します。
このほかにも不用品回収業者に依頼したり、新しい冷蔵庫を購入する際に引き取ってもらう方法があります。
家電4品目におけるリサイクル料金の目安は以下の通りです。電機店などで依頼する場合は、下表に加え基本的に運搬料が掛かります。
品名 | リサイクル料金 |
薄型テレビ(小):15V型以下 | 1,870円~ |
薄型テレビ(大):16V型以上 | 2,970円~ |
洗濯機・衣類乾燥機 | 2,530円~ |
冷蔵庫(小):170L以下 | 3,740円~ |
冷蔵庫(大):171L以上 | 4,730円~ |
エアコン | 990円~ |
名古屋市では以下の危険物は粗大ごみとして処分できません。処分を検討している方は、下表にある相談先に連絡をしましょう。
回収できない品目 | 処理方法・相談先 |
ガスボンベ (LPガス) | 愛知県LPガス協会(052-261-2896)に相談を |
ガスボンベ (一般高圧ガス) | 東海高圧ガス容器管理委員会(052-551-8050)に相談を |
耐火金庫 (小型を除く) | 中部セーフ・ファニチュア協同組合(窓口:ヤマニ商会052-251-4851)に相談を |
耐火金庫 (小型50cm角以下) | お住まいの区の環境事業所にお問い合わせください |
消火器 | 株式会社消火器リサイクル推進センターに相談を |
そして自動車用タイヤ、ホイール、バッテリーについても、名古屋市では回収できません。二輪車は、自動車リサイクル促進センターや二輪車リサイクルコールセンター(050-3000-0727)へ問い合わせましょう。
さらにフロン類が使用されている製品(ウォーターサーバーなど)は、都道府県の許可を得たフロン回収業者に依頼する必要があります。
また廃油(食用以外のオイル類)やペンキなどの廃塗料は、通常の収集に出すことができません。販売店などに相談し、布や紙に染み込ませて可燃ごみとして出すか、廃油処理キットを使用して固めたものを可燃ごみとして出します。
ただし、環境事業所での引き取りは行っていないため、自分で処理が必要です。
大型家具の処分では、次に紹介する方法なら無料で処分できるケースもあります。
家具の処分を無料で行いたい方は、ぜひ検討してみましょう。
状態の良い大型家具であれば、リサイクルショップに引き取ってもらうことも可能です。
引き取りが可能な家具は、無料またはほぼ無料で処分できる可能性があります。
またリサイクルショップでは、ブランドや素材、使用年数などに基づいて査定を行い、値段が付く場合があります。査定額がなくても、引き取ってもらえる場合もあるので相談してみましょう。
大型家具をフリマアプリに出品することで、無料で処分できる可能性があります。特に状態が良く需要が高い家具であれば、高値で売れるケースもあるでしょう。
また売れなかった場合でも、無料で譲渡する方法もあります。ただし大型家具は運搬に別途料金が掛かります。コストを抑えるには運搬費用を負担してもらう購入者を探すか、送料を負担してもらう代わりに無料で譲るといった工夫が必要です。
家具は身近な知人や近所の人に無料で譲渡する方法もあります。状態の良い家具を直接引き渡すことで、処分費用をかけずに手放すことが可能です。
周りには意外と「その家具が欲しい」という人がいるかもしれません。まずは知人や親戚などに相談してみましょう。
地域密着型の掲示板サービス「ジモティー」を利用することで、大型家具を無料で引き取ってもらえる可能性もあります。
ジモティーはメルカリなどとは異なり、購入者と実際に会って物を取引するのが特徴です。このため大型家具でも家まで取りに来てくれる人が見つかるかもしれません。
ジモティーなら地域のニーズに合った引き取り者を見つけやすく、無料で処分できる可能性が高いです。
名古屋市では「ジモティースポット」というリユースサービスを行っています。
ジモティースポットにまだ使えるような家具や家電、スポーツ用品などを持ち込むと、すべて無料で引きとってくれます。汚れの目立った家具や壊れた家電などは対象外ですが、まだ使える大型家具などを無料で引き取ってくれるのはうれしいサービスです。
スポットの場所や連絡先は以下の通りです。気になる方はぜひ問い合わせしてみましょう。
ジモティースポット名古屋
公式HP:ジモティースポット名古屋ウェブサイト
名古屋市西区平出町163番地(岐阜信用金庫平田支店駐車場南側)
営業時間:10:00-17:00
定休日:毎週木曜日
大型家具の処分は名古屋市の粗大ごみとしても可能です。しかしよりスムーズに処分したい場合は信頼できる不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
ここからは、大型家具の処分を業者に任せる際にチェックすべき信頼できる不用品回収業者を選ぶ際の5つのポイントを紹介します。
早く不用品回収業者に依頼がしたいという方は、愛知県おススメの不用品回収業者が紹介されているこちらの記事もぜひチェックしてください。
無料回収をアピールする業者は避けましょう。
無料回収といっても、実際には様々なリスクが伴うことが多いです。無料回収を謳う業者の中には、回収後に「廃棄費用」「処分費用」「作業費用」などの名目で追加料金を請求してきます。最初は無料でも、搬出・運搬・処理などの一部が有料となり、最終的に予想以上の費用を支払うことが多いのです。
仮に無料回収業者と契約する際は、必ず書面で契約内容を確認し、追加料金が発生する可能性を明確にしましょう。そのためには、事前に見積もりを取ることが欠かせません。
信頼性のある不用品回収業者を見つけるためには、口コミやレビューサイトを活用しましょう。
口コミやレビューサイトを活用すると、業者の評判を直接確認できます。その結果信頼性のある業者を見つけやすくなります。多くのポジティブな評価がある業者は、基本的にサービスが安定していると考えられます。
口コミは100%信用できるわけではないものの、ある程度業者のイメージができるでしょう。いわゆる「サクラ」の口コミを避けるためにも、複数のレビューサイトをチェックすることが重要です。
極端に安い料金設定をしている業者は要注意です。
まず追加料金が発生するリスクがあります。「極端に安いから」と契約してしまうと、搬出作業後に「運搬料」などを請求されやすいです。
また料金が安すぎる業者の場合、法律や規制への適応が不十分なケースも考えられます。適切な廃棄処理やリサイクルが行われず、不法投棄につながる恐れがあります。さらに万が一トラブルが発生した際の補償も薄い可能性があります。保証内容や対応体制が不明確で、後々問題が発生しても解決は難しいでしょう。
業者選びの際は必ず複数の会社から見積もりを取り、極端に料金が安い業者は選ばないことが大切です。
業者選びの際は、必ず契約内容や保証の有無を確認しましょう。
契約内容が曖昧だと、後々トラブルが発生する可能性があります。例えば、回収作業に含まれる作業範囲や処分費用が具体的に記載されていないと、予想外の追加費用が請求される恐れがあります。
また信頼できる業者は、契約内容に保証を設けています。
例えば、作業後に万が一不具合があった場合に修正や再作業が保証されているかを確認しましょう。保証がないと、トラブルが発生しても補償やフォローがないため、依頼者側がリスクを負うことになります。
見積もり時の対応や電話対応もチェックしましょう。
見積もり時に迅速かつ丁寧な対応をしてくれる業者は信頼性が高いです。それだけ不用品回収作業に関しての実績があり、数多くの顧客に対応していることが考えられます。反対に見積もりが遅れたり、曖昧な回答しか得られない場合は注意が必要です。
また電話対応の際に、質問への回答が適切で、業務内容や料金体系について詳しく説明できる業者のほうが信頼できます。対応が不親切だったり、不明点を曖昧にされると、依頼後のトラブルが増える可能性があります。
業者選びの際は、業者に直接会う見積もりの時や、電話での対応を確認しましょう。
名古屋で不要な大型家具を処分するのは、不用品回収業者の利用が便利です。
自治体の粗大ごみ回収は予約が混雑しやすく、希望する日時まで待たなければならないことがあります。一方、不用品回収業者は即日や指定した日時に対応してくれることが多く、忙しい方でもスムーズに処分が進められます。
さらに、大型家具を複数点まとめて処分できるのも大きなメリットです。1度の作業で効率よく終わらせることができ、手間や時間を省けます。
名古屋で大型家具の処分を検討している方は、信頼できる業者を選び、希望するスケジュールに合わせて快適に処分を進めましょう。
不用品回収例
など、様々な不用品処分に
ご活用いただけます。
九州地方
四国地方
中国地方
関西地方
中部地方
関東地方
東北地方
北海道地方