引越しや模様替えで古いタンスを処分したいけれど、どうすれば良いのか分からない方はいませんか?
さいたま市でタンスを処分するにはいくつかの方法があります。ただし手軽さや費用面にはそれぞれ違いがあるので注意しましょう。
この記事では、さいたま市におけるタンス処分の具体的な方法とその手順を分かりやすく解説します。
さいたま市ではタンスを粗大ごみとして処分できます。
さいたま市の粗大ごみは1辺の長さが90㎝以上2m未満のものです。タンスは多くの種類があるものの、大体が90㎝以上2m未満の大きさが多いので、さいたま市では粗大ごみに分類されることを覚えておきましょう。
反対に1辺が90㎝未満のものは、一般ごみとして処分できます。そして2m以上もある大型のタンスは自治体では処分できません。そのような大きなタンスは不用品回収業者をはじめとした専門業者への依頼が必要です。
さいたま市におけるタンス以外の粗大ごみ品目について知りたい方は、ぜひ以下のページも参考にしてください。
ここからは、タンスの具体的な処分方法を6つのパターンに分けて紹介します。
さいたま市では、自治体による回収や民間業者の利用など、さまざまな方法があります。
費用を抑えたい方には粗大ごみ回収がおすすめですが、大型で運搬が難しいタンスの場合はプロに任せるのが安心です。
さいたま市でタンスを粗大ごみとして出すには、事前の予約が必要です。処分をスムーズに進めるために、以下の手順を確認しましょう。
ただし粗大ごみは、予約をしてすぐに収集されるわけではありません。特に混雑時期には、収集まで数週間から1カ月ほど待つ場合があります。早めの手続きを心がけましょう。
「タンスの処分は面倒」と感じる方におすすめなのが、不用品回収業者です。
不用品回収業者なら運び出しから処分までを一括で対応してくれるため、自分で運搬する手間がかかりません。名古屋市の粗大ごみ回収と異なり、事前の予約や処理券の購入も不要です。
業者に依頼する場合の費用は、タンスの大きさや種類によって異なるものの、3,000円~1万円程度です。引っ越しや模様替えなどで「急ぎで処分したい」といった要望にも柔軟に対応しています。
特に解体が必要な大型のタンスや、重量のあるタンスなど自分で外に出すのが難しいものでも安心してお任せできます。粗大ごみに出すよりかはコストがかかりますが、手軽さや便利さを重視する方にはおすすめです。
さいたま市では、タンスを市の引取施設に直接持ち込んで処分する方法もあります。
この方法では、まず「さいたま市ごみ持ち込みオンライン予約受付」もしくは、ごみ持込みコールセンター(050-3033-8229)にて利用者登録をします。
その後、持ち込み先の施設と日時を決めて、指定された日時にタンスを施設へ持ち込みましょう。持ち込む施設の住所や連絡先に関しては、上記に紹介したオンライン受付のHPをご確認ください。
タンスを施設に持ち込む際には、身分証明書(運転免許証や健康保険証など)が必要です。処理手数料は、タンスの種類や重量によって異なり、引取施設で計量を行い料金が確定します。10㎏までの重さは無料ですが、20㎏からは徴収金額として480円~かかります。
基本的に引き取り場所までタンスを運ぶ場合は、車両運搬が必要です。大型のタンスほど安全のため複数人での作業になるでしょう。直接持ち込みは比較的安価にタンスを処分できる便利な方法ですが、タンスの大きさによっては難しいこともあります。
ごみ処理施設への搬入が可能な品目や受付時間に関しては、以下の情報も参考にしてください。
新しいタンスの購入を検討しているなら、購入時の「引き取りサービス」を活用しましょう。多くの家具店では、新しいタンスを配送する際に、古いタンスを同時に引き取るオプションがあります。このサービスを利用すれば、手間なくタンスの入れ替えが可能です。
引き取り条件
購入した家具(組み立て家具を除く)と、引き取り対象の家具が同じ数量または同等の容量であれば、1注文につき4,400円で引き取り可能(対象外家具もあり)
ニトリの場合、新たにニトリで家具を購入した場合に限り、古いタンスを4,400円で引き取るサービスがあります。無料ではないのが残念ですが、新しいタンスが来たと同時に古いタンスを引き取ってくいれるのは便利です。
引き取りサービスの内容は店によって異なるため、詳しくはタンスを購入する店舗に問い合わせてみましょう。
使用可能のタンスであれば、フリマアプリを利用してリユースを検討しても良いでしょう。
収納家具はフリマサイトの中でも高い需要があります。新生活を始める人や模様替えを検討している人にとって、実用的なタンスは喜ばれることが多いです。大きなタンスだけでなく、小型のタンスや引き出し部分だけでも需要があります。
また売却価格を調整したり「無料で譲る」選択をすれば、買い手が見つかる確率が上がります。フリマアプリはタンスを簡単に手放せると同時に、環境にも優しいのが魅力です。
不要になったタンスは、リサイクルショップでの買取査定に出す方法もあります。状態が良好で実用性のあるタンスなら、処分費用をかけずに現金化できる可能性も高いです。
特に、ブランド家具やデザイン性の高いタンスはリサイクル市場で人気があり、高値で買い取られることも珍しくありません。購入時の保証書やブランド証明書が残っている場合は、それを提示することで査定額がアップすることもあります。
これまで紹介したタンスの処分費用について紹介します。
処分方法 | 費用 | 注意点 |
さいたま市の粗大ごみ | 550円 | 外までタンスを運ぶ必要がある |
不用品回収業者 | 3,000円~1万円 | 悪徳業者に要注意 |
さいたま市の指定場所まで運ぶ | 10㎏まで無料~重量により異なる | 車で運搬する必要がある |
下取りサービスを利用する | 新しいタンス購入により無料の可能性あり | 新たなタンス購入費用が掛かる |
フリマアプリ | 無料、もしくは売れる可能性がある | 新しいタンスもしくはブランド品でないとなかなか売れない |
リサイクルショップ | 無料、もしくは売れる可能性がある | 新しいタンスもしくはブランド品でないとなかなか売れない |
上記を見ると、無料で処分できるのはフリマアプリの活用や下取りサービスです。10㎏以下のタンスなら、さいたま市の指定場所まで運ぶ方法もお金はかかりません。ただしタンスの状況などによって、無料で処分できないケースも多いです。
その一方、最も費用が掛るのは不用品回収業者を利用したケースです。しかしプロに頼むとタンスの移動をすべてお任せできるうえ、頼んだその日に処分してもらえる場合もあります。利点を踏まえると、コストをかける意味も十分あるでしょう。
タンス処分にはなるべくお金をかけたくない…そう考える方には譲渡や寄付といった手段があります。
特に状態が良く、まだ使用可能なタンスであれば、新たな持ち主を見つけることも可能です。これらの方法は処分費用を抑えられるだけでなく、再利用にもつながります。
タンスを譲渡や寄付することで無料で処分する方法もあります。
近隣の知人や家族に声をかけるほか、地域のコミュニティセンターや福祉施設に問い合わせると、受け取ってくれる場合もあります。ぜひ「タンス 寄付」で検索してみましょう。
譲渡や寄付をする際には、事前にタンスの状態を確認し、目立つ傷や汚れがあれば簡単に清掃しておくと印象が良くなります。また、大型のタンスの場合は運搬が必要なので、受け取る側と事前に相談しておくことが重要です。
地域の掲示板アプリ「ジモティー」を利用すれば、タンスを無料で譲渡できる可能性もあります。
ジモティーは、不要な家具を無料または格安で譲渡できるサービスで、直接やり取りができるプラットフォームです。特に大型家具は送料がかかるため、引き取りに来てくれる地元のユーザーに譲渡するのに最適です。ジモティーの利用はさいたま市も推奨しています。
ジモティーで引き取り相手を募集する際には、タンスの写真を複数枚撮影し、状態やサイズ、傷の有無などを詳しく記載しましょう。さらに、「○○市内の自宅まで引き取りに来られる方限定」など条件を明記すると、よりスムーズな取引が可能です。
さいたま市の粗大ごみは1辺が90㎝以上のものです。つまりタンスを90㎝未満に解体すれば一般ごみとして捨てられるため、粗大ごみの費用は掛りません。
しかしタンスを解体することは実際難しく、解体作業を行った場合以下のようなデメリットも生じます。
タンスを解体するには、ドライバーやノコギリ、電動工具などの専用工具が必要です。
また、大型のタンスを分解するためには十分な作業スペースも確保しなければなりません。特に室内で解体する場合、狭いスペースでは作業が困難で、部品が散らかります。また解体作業を進めるうちに床や壁が傷つくリスクもあるでしょう。
慣れていない人が解体作業をすると、腰を痛めたり工具でのケガをするリスクもあります。
解体作業中には、釘やネジ、鋭利な部品が飛び出すこともあります。またノコギリや電動工具の取り扱いで手や指を切るなどの事故も起こり得ます。適切な保護具(手袋やゴーグルなど)の着用が必須ですが、それでもケガのリスクは否めません。
タンスを分解する際の音が近隣に響き、騒音トラブルを招く可能性があります。
またタンスを解体することは、部品を動かす過程で床や壁を傷つけてしまうことも。特に集合住宅の場合、解体作業は周囲への配慮が求められるため、気軽に始められる作業ではありません。
自分でタンスを解体する方法は処分費用を抑えることもできますが、こうしたリスクを踏まえると現実的な選択ではありません。
タンスには多くの種類があり、重さや高さは異なります。
さいたま市の粗大ごみの場合、どのタンスも基本的には550円の処理費用が掛ります。ここからは、家庭で主に使われているタンスの種類を見ていきましょう。
チェストは引き出しが複数ついた収納家具で、衣類や小物を整理するのに最適です。
リビングだけでなく玄関におかれることも多く、腰の高さ程度のものが人気です。家庭用だけでなく、オフィスや店舗でも使用されることが多く、幅広い用途に対応しています。
チェストの大きさは幅が0.5~1.5m程度のものが多く、小型チェストであれば処分の際も一人で運べるでしょう。
プラスチックタンスは軽量で耐久性があり、水回りでも使用できます。
価格が比較的安価で、丈夫さも持ち合わせているため、1人暮らしの収納家具としても人気です。
プラスチック製は通気性が少ないため、湿気が多い場所には注意が必要です。ただし基本的に軽いため、ゴミとして処分する際は運びやすいです。
整理タンスは小物や衣類などを効率よく収納できるタンスです。
ローチェストやハイチェストと同じように使われます。それでも「整理タンス」と呼ばれるのは和風のデザインが多く、婚礼家具の一つとして使われてきたケースが多いからです。
こちらも基本的には小型のタンスなので、処分の際は一人で運べるでしょう。
和タンスは日本の伝統的なデザインが特徴で、和室に最適なデザインです。
木製や桐材で作られ、古くからある収納家具として愛されています。和タンスの仕切りや引き出しの配置は、着物や和装小物を安全に収納できるよう工夫されています。中でも桐タンスの場合、湿気や虫から着物を守るため、防湿性、防虫性に優れています。ただし大きさもあるため、一人で運ぶには難しいです。
着物タンスは特に和服や着物を保管するために作られたタンスです。
主に桐材が多く使用されており、通気性に優れ、湿気や害虫からも衣類を守ります。
引き出しや棚の配置は着物専用に設計されており、和装の収納に特化した形状が特徴です。奥行きが60㎝と広いため、搬入するには2人以上の作業が必要です。
桐タンスは、防湿性、防虫性に優れた素材です。桐材は日本の伝統的なタンスに使用されており、湿気の多い日本の気候に適した家具です。
桐タンスは家具の中でも高級品であり、古くなっても修理をすれば新品同様に使えます。そのため処分の際はリメイクや買取査定を検討しても良いでしょう。
クローゼットはタンスの中でも最も大きい収納家具です。高さは180~200㎝、幅は120㎝程度のものが多く、処分の際は分解しないと部屋から出せないこともあるでしょう。
現在はクローゼットが部屋に備え付けられている場合も多く、タンスとしてクローゼットを購入する人は減っています。それでも昔は巨大なクローゼットを設置する家も多く、処分に困っている家も多いです。
高さや幅が200㎝を超えるクローゼットは、さいたま市の粗大ごみとして処分することはできません。また重くて大きなタンスを家から運び出すのは危険です。大きなタンスの処分に困っている人は、ぜひ専門業者である不用品回収業者に相談しましょう。
タンスの処分をスムーズに行うなら、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者であれば、普段からタンスのような重い家具や家電の運搬に慣れており、解体が必要な巨大なタンスでも安全に運んでくれます。
ここからは、優良な不用品回収業者の見極めポイント5つを紹介します。どの業者にしようか迷った際は、ぜひ次に紹介する確認事項をチェックしてください。
また、以下の記事では埼玉県にあるおすすめ不用品回収業者10選を紹介しています。業者選びに迷った際はぜひ参考にしてください。
不用品回収業者に依頼する際、追加料金やキャンセル料が発生するかどうかを確認しましょう。
例えばクローゼットのような大型家具の処分を依頼した場合、追加料金が必要になることがあります。業者によっては重さや運搬作業の難しさに応じて、見積もりに追加費用が発生するケースも多いです。正式に依頼を出す前に、追加費用の有無を確認しましょう。
またキャンセル料が発生するかもポイントです。急なキャンセルや予定変更の可能性がある場合は特に、キャンセル料の有無を聞いておきましょう。追加料金もキャンセル料も、口頭ではなく詳細を契約書や確認書に記載してもらうと安心です。
信頼できる不用品回収業者を選ぶためには、過去の不法投棄やトラブル事例がないかを確認しましょう。
その業者の口コミやレビュー、業者の公式サイトなどをチェックし、トラブルが少ない業者を選びます。
なかでも業者の公式HPの確認は大切です。信頼のおける業者は、不法投棄やトラブルが発生しないように、しっかりとした処分ルールや法令遵守を掲げています。そのため、公式サイトに明確な情報が掲載されているかどうかも選定基準のひとつです。社会的信頼度が高い業者ほど、安心して依頼できます。
不用品回収業者に依頼する際、領収書や証明書の発行が可能かどうかを確認しましょう。
信頼できる業者ほど、見積書や領収書の書類はしっかり発行しています。特に事前の見積もり証は重要で「口頭ではこう言ったのに、実際には追加料金が取られた」といったトラブルを防げます。
また法人として依頼する場合には、証明書の発行が不可欠です。キャンセルポリシーなども書面にて発行してくれるかどうかを確認しましょう。
業者選びでは、地域密着型の業者を選んだほうが良いです。
地域に密着した業者のほうが、地元のニーズや状況に精通しており、効率的なサービスを提供できます。
地域に密着した業者のほうが、その地元の特性や条例、環境基準に詳しいため、地域ごとのごみ分別や処分方法に対応しています。また地元住民との信頼関係も築いているため、サービスの質も期待できます。口コミや紹介などを通じて、長年の経験に基づいた高水準のサービスが受けられるでしょう。
不用品回収業者の営業時間や対応エリアが、自分のスケジュールや地域に適しているか確認しましょう。特に急な依頼や特定の時間での作業を希望する場合は、対応範囲が広い業者を選んだほうが便利です。
業者の中には「その日は都合が悪い」と断ってくるケースもあります。そのような業者は1人で対応していることも多く、他の予約と重なったときに対応できないのです。
自分のスケジュールに合わせてくれる業者は、従業員が多く、土日もすぐに対応してくれる体制が整っています。業者選びでは希望日に応じてくれる会社を選び、実績や対応人数が多い会社を選びましょう。
さいたま市で不要なタンスを処分するのなら、不用品回収業者の利用が便利です。
自治体の回収は一般的に予約が埋まりやすく、処分までに時間がかかることがあります。その一方、不用品回収業者は即日や指定日に対応してくれることが多く、忙しい方でも迅速にタンスの処分が可能です。また、大型家具や複数のタンスをまとめて処分する際も、一度で終わらせることができ、時間と労力を節約できます。
さいたま市で信頼のおける不用品回収業者を選ぶと、自分の都合に合わせてスムーズにタンスを処分できます。ぜひここで紹介したポイントを確認し、最適な不用品回収業者を利用してタンスを簡単に処分しましょう。
不用品回収例
など、様々な不用品処分に
ご活用いただけます。
九州地方
四国地方
中国地方
関西地方
中部地方
関東地方
東北地方
北海道地方