最高の寝心地といわれて1990年代に人気を博したウォーターベッドですが、残念ながら最近では取り扱いをしているメーカーは「ウォーターワールド」のみになりました。その他のメーカーは撤退したため、アフターケアも難しい状態です。
ウォーターベッドは重さが750kgもあり、ご自分で動かすことはできません。部屋の模様替えや引っ越しの際に移動を業者に頼むだけで、3万円以上かかってしまうそうです。そのようなウォーターベッドですが、寿命は10年くらいといわれています。
寿命がきたら、どのように処分をすれば良いのでしょうか?また寿命が来なくても、引っ越しなどでは移動・運搬を依頼する必要があり、それだけでも数万円が必要です。そのため、引っ越しを機会に処分を考えている方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、取り扱いが難しいウォーターベッドの処分方法について解説します。
-ウォーターベッドの処分方法6つ-
この記事でわかること
目次
ウォーターベッドは快適な睡眠を提供する一方で、処分する際にはいくつかの注意点があります。適切な処理方法を理解しておくことが重要であり、事前の情報収集と準備が肝心です。
特に、水抜きの方法や重さによる搬出の困難さ、処分方法の違いを把握しておくことで、スムーズに処分を進めることができるでしょう。
自宅でウォーターベッドの水抜きを試みる際は、その作業が想像以上に大変なことを覚悟する必要があります。まず、ベッドに溜まった大量の水をどう排出するかが課題です。
排水する場所の選定や、既存の設備に影響を与えない方法を考える必要があります。また、ウォーターベッド専用の排水キットがなければ、手作業で抜く必要があるでしょう。
水圧による流出速度の調整や、水が漏れないような工夫も必要です。水抜きは時間と労力が必要な作業なので、十分な準備と根気が求められます。
水抜きを完了させたとしても、ウォーターベッド自体が非常に重く、搬出が一筋縄ではいかないことが多いです。
重量のあるマットレスは転がしたり、引きずったりすると床を傷つける危険性もありますし、狭い廊下や階段などを通じて外へ運ぶ際には複数人での作業が必須です。
また、ウォーターベッドを収めていたフレームも解体が必要になることがほとんどで、この作業も手間と体力を要します。
ウォーターベッドは新品購入時に比べて中古では売れにくい商品です。特定の寝心地を好む方が求めるため、買い手が限られてしまいます。
さらに、清潔さへのこだわりや衛生面の不安から、中古品を敬遠する傾向があります。処分を考える場合は、中古販売よりもリサイクル業者への引き取り依頼や適切な廃棄方法を検討することになるでしょう。
ウォーターベッドの素材にはビニールやプラスチック、フォームなど多種多様なものが使われています。これらの素材によって廃棄の際の対応方法が変わってくるため、素材を正しく識別し、適切な処分方法を選択することが大切です。
たとえば、ビニール素材は燃えないゴミとして分類されることが多く、自治体のルールに従った分別が求められます。素材に応じた処分方法の確認と対応が必要です。
ウォーターベッドの寿命は約10年と言われていますが、これはあくまで目安です。使用状況や管理の仕方によってはもっと長持ちすることも、逆に早期に交換が必要となることもあり得ます。
10年を一つの目安として、劣化の兆候を見逃さず、適切なタイミングでの買い替えや処分を検討することが重要です。
ウォーターベッドを処分する方法は主に以下の6つがあります。
1つずつ見ていきましょう。
部屋の模様替えで場所を変えることもできないほど重いウォーターベッドの処分は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
高価な製品ですので状態が良好であれば、フリマなどで売れるのではないかと思うかもしれません。しかしどんなに高価な製品でも、他人が使用したベッドで寝たいという人は少ないでしょう。
不用品回収業者にウォーターベッドの処分を依頼するメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
不用品回収業者は、電話やネットで申し込むとすぐに自宅までウォーターベッドを回収しにきてくれます。
24時間年中無休で電話の受付をしている不用品回収業者もあり、仕事をしていて昼間の時間が取れない方も連絡が可能です。
不用品回収業者は最短で即日回収をしてくれる業者も多く、忙しい方でも都合のいい時間に回収に来てもらえて早く処分することが可能です。
適切な業者を選べば、急な引越しや家の模様替えなど、予期せぬ状況でも柔軟に対応してもらえるため、土日しか対応できない、夜しか家にいないなど、忙しい方にとっては大きなメリットとなるでしょう。
引っ越しやリフォーム、大掃除などでウォーターベッド以外にも不用品がある場合は、一緒にまとめて処分できることもメリットです。
不用品が多いほどリーズナブルなパック料金を用意している業者もたくさんあるので、いくつかの不用品回収業者に見積もりをしてもらいましょう
不用品回収業者に依頼すれば、自分でウォーターベッドの水を抜く必要もなく、解体せずにそのままの状態で回収してもらえます。
住んでいらっしゃる自治体に依頼する場合は、水を抜いたり自宅から運び出したりとものすごく手間がかかってしまいますが、業者に依頼すれば一切の手間を要しません。
使用感はあるがまだまだ使える場合、買取りしてくれる業者を選ぶことにより、処分費用を抑えることができます。
どのような品が対象かや買取の条件などは事前に確認が必要ですが、もし買取してもらえれば、回収費用や新しい商品の購入資金に充てることができ、処分と同時に新たなメリットとなるでしょう。
不用品回収業者へ依頼するデメリットは、費用がかかることです。粗大ゴミや普通ゴミで出すよりもやはり費用はかかってしまいます。
ただし、自治体で処分するには自分で水抜きや解体をしなければなりません。処分するのにとてつもない手間と労力が必要なため、その手間と費用のどちらを重視するか慎重に判断しましょう。
安く処分したいからと言って、軽トラックでアナウンスをしながら町内を回っている業者は絶対に避けてください。
無料または格安と謳いながらも、トラックに乗せると急にさまざまなオプション料金をプラスし、高額な請求をするトラブルがあとを絶ちません。
きちんと見積もりをし、見積もり料金以外は追加料金がかからない信頼できる不用品回収業者に依頼しましょう。
その他の方法をメリットやデメリットを含めてご紹介していきます。
ウォーターベッドを新たに購入するのであれば、販売店で引き取ってもらえる可能性があります。
ただし、普通のベッドの購入なら、ほとんどの場合回収してもらえません。再度ウォーターベッドを購入する必要がありますが、ウォーターベッドを扱っているメーカーやお店は限られているのが現状です。
なお、国内唯一のウォーターベッドブランド「ウォーターワールド」では、“引っ越しなどによる解体、設置や、室内での移動をする時はお客様相談窓口または製品をご購入された販売店へご依頼を”とサイトに記載しているため、ウォーターワールド製のものであれば一度相談してみるのもよいでしょう。
自治体ではウォーターベッドを粗大ゴミとして受け付けています。ウォーターベッドを回収すると明記している自治体では費用を400〜600円で回収していますが、水を抜いて解体することが必須です。
そのままの状態では回収できません。そもそも重くて屋外に運び出すことが不可能です。
水抜きは水の挿入口にホースを差し込んで行います。ホースとベッドをつなぐ器具が必要な上、ホースもベッドルームから水を捨てられる洗面所または風呂場まで届く長さが必要です。
または少しずつ容器に水をそそぎ、容器が水でいっぱいになるたびに洗面所に捨てに行かなくてはいけません。
ウォーターベッドを取り扱っているウォーターベッド専門店「家具の里」では、さまざまなアフターサービスを提供しています。ウォーターベッドの水抜き・解体もしてくれますが、基本料金だけで2万円かかり、不用品回収業者よりも高くつきます。
水を完全に捨てて解体し、普通ゴミとして排出すれば無料で処分できます。ただし、自治体によってはもともと大きなサイズのアイテムは、どんなに小さくしても粗大ゴミとして排出しなくてはいけないといっているところもあるので確認が必要です。
また、解体してもそこまで大きな節約にはならないため、手間を考えるとあまりおすすめできる方法ではありません。
まだ利用できる状態のウォーターベッドなら、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。
ただし、ウォーターベッドの修理修繕専門の職人が在籍しているリサイクルショップがおすすめです。
修理修繕専門の職人が在籍しているなら、ウォーターベッドの水抜きをして運び出してもらえます。その他のリサイクルショップでは、断られるかもしれません。
ウォーターベッドを処分する方法は様々ありますが、必要な人に譲るのもひとつの手です。身近な家族や知人に譲ることでウォーターベッドを有効活用することができます。
また、ジモティーなどを利用すれば、必要な人に見つけてもらうこともできます。とはいえ、簡単に運搬できるものではないため、あらかじめ解体や運搬等について体制を整えたうえで検討しましょう。
ウォーターベッドを自治体の粗大ゴミとして処分する場合、多くの自治体で水抜きが必須条件となっています。
水が入った状態では重量オーバーで回収できなかったり、ゴミ処理施設での処理が困難になるためです。
このため、処分を依頼する前には必ず水抜きを行い、その後乾燥させる必要があります。
ウォーターベッドの水抜きは手順を踏むことで効率的に行えます。第一にウォーターベッドに専用のポンプまたはサイフォンホースを接続し、適切な場所に排水します。
最初は勢いよく水が排出されますが、次第に流れが弱くなるので、この際ベッドの側面を手で抑えたりして水を押し出すと良いでしょう。
水抜き後は、マットレス内部の乾燥にも注意を払い、完全に乾くまで時間をかけることを推奨します。
水抜きをする際は、水濡れによる住宅の損傷や水害を防ぐための防水対策が非常に重要です。
まず、排水場所としてバスタブやシャワー室を使用する場合は、排水口への負担を避けるために一時的な水溜りができないよう注意しましょう。
また、ベッド周辺の床や壁への水濡れ防止には、防水シートやタオルを使用して水が直接床に付かないように工夫が必要です。何よりも、水抜き作業中は注意深く監視することが求められます。
ウォーターベッドの処分は、自身で処理を行うかプロに依頼するか、予算や環境への影響などを総合的に判断する必要があります。
また、処理方法や自治体によるルールの違いも把握が必要です。どの処分方法にするか迷う場合は、この判断ポイントを軸に考えてみるとよいでしょう。
ウォーターベッドを処分する際には、まず水抜きや解体が必要です。水抜きや解体が自分でできる場合や環境が整っている場合は、粗大ゴミや普通ゴミとして安く処分することができます。
しかし、水抜きや解体ができない場合は、専門業者に依頼する必要があるでしょう。
引越しや家具の買い替えなどの理由で、決められた期日までに処分する必要がある場合は、自治体の粗大ゴミでは間に合わない可能性があります。
処分したい日が決まっている場合や、急ぎで処分したい場合は、リサイクルショップでの買取や即日対応可能な不用品回収業者など、迅速な対応ができるサービスを選ぶことが肝心です。
ウォーターベッドの処分方法によって費用も異なります。自治体の粗大ゴミとして処理する場合は比較的低コストですが、業者に依頼するとそのサービス内容によって費用が変わってきます。
処分方法別の費用相場について以下の表にまとめてみました。あくまで目安となりますが、参考にしてみてください。
処分方法 | 目安の処分費用 |
不用品回収業者に依頼する | 10,000円~ |
買い替えで販売店に引き取ってもらう | 要確認 |
リサイクルショップで買い取ってもらう | 無料 |
自治体の粗大ゴミに出す | 400円~600円 ※解体を業者に依頼するなら別途2万円ほど必要 |
解体して普通ゴミに出す | 無料 ※解体を業者に依頼するなら別途2万円ほど必要 |
必要とする方へ譲る | 無料 ※解体を業者に依頼するなら別途2万円ほど必要 |
ウォーターベッドの処分はやはり不用品回収業者がおすすめです。不用品回収業者に依頼するご予定なら、安心・安全、プロの不用品回収業者「KADODE」におまかせください!
KADODEは、24時間365日電話での受付をしています。ご相談のみでもかまいませんのでお気軽にお電話ください。無料で出張によるお見積もりをしており、早ければお問い合わせ後最速1時間でお客様のご自宅へ伺うことが可能です。
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ウォーターベッドの処分方法は次の6つです。
ウォーターベッドの水抜きは大変な負担となるため、費用や手間などを総合的に考えると、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
KADODEではいつでもお客様からのご相談をお待ちしておりますので、ウォーターベッドの処分にお困りの方はぜひお気軽にご相談ください。
KADODEではいつでもお客様からのご相談をお待ちしておりますので、お気軽にお電話くださいませ。
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スタッフからのコメント
ウォーターベッドを回収いたしました。ご自分で捨てるには水抜きや運搬が必要なので、手間がかかります。当社にお任せいただければ、経験豊富なプロのスタッフが迅速に対応いたします。