お子様が小さい頃に習っていたエレクトーン。今ではまったく使わなくなって、物置にしまいこんでホコリをかぶったまま…というご家庭も多いことでしょう。
処分したくても自治体で引き取ってくれるのかも分からず、そのままになっていませんか?また、自治体が粗大ゴミとして回収しているとしても、重くて簡単に運び出せないのが現状でしょう。
そこで本記事では、さまざまな状況や要望に応じたエレクトーンの処分方法を解説していきます。
-エレクトーンの処分方法6つ-
この記事でわかること
目次
不要になったエレクトーンは、廃棄するだけが選択肢ではありません。
再利用やリサイクル、寄付などさまざまな方法が存在します。廃棄だけでなく、可能な限り賢い選択をしてみましょう。
エレクトーンの処分を検討するタイミングは、主に以下の4つが考えられます。
習い事をやめたときはエレクトーンが不要になる主なタイミングです。定期的に使用しなくなり場所を取ることから、処分を考える方が多いです。
ただし、後にまた演奏する楽しみを見出すかもしれないため、廃棄を急がず他の選択肢を検討する余地があります。
子供が成長して家を離れる時、子供部屋の整理が必要になることもあります。エレクトーンは大きなスペースを占めるため、このタイミングで処分を考える家庭も少なくありません。
感情的な価値や将来の利用可能性を考慮した上で、最適な処理方法を選択しましょう。
エレクトーンが故障し、修理が困難または費用対効果が見合わないとき、処分するタイミングかもしれません。
部品の入手が難しくなったり、新しいモデルへの切り替えを検討したりする場合にも同様です。適切な処分を心がけ、環境に優しい選択をしましょう。
家のリフォームや引っ越しが決まった際には、エレクトーンのような大型の楽器も整理の対象になり得ます。
新居にスペースがない、インテリアと合わないなどの理由で処分することが考えられます。しかし、新たな環境でも活用できる可能性を見極めたいところです。
ここでは、エレクトーンの処分方法を具体的に6種類紹介します。ご自分に合った方法を選んでください。
エレクトーンの処分方法
エレクトーンの処分は自治体によって異なるので、お住まいの自治体に問い合わせるのが確実です。
例えば江東区では粗大ゴミのオルガンのところに「エレクトーン、電子ピアノを含む」と記述があるため、回収してもらえることがわかります。江東区の場合、エレクトーンの処分手数料は2,400円です。
自治体によっては条件付きで回収可能です。例えば神戸市は70kgまでのエレクトーンのみと規定しています。神戸のエレクトーン処分手数料は1,200円です。
エレクトーンはどのくらいの重量があるのでしょうか?ヤマハの公式サイトで重量を確認してみると、100kg以上あるモデルも多いようです。そのため、処分に困ってる人も多いことが想像されます。
その他の自治体を見ると、多くの自治体は千葉市のようにエレクトーンを適正処理困難物として「市で収集しないもの」としています。
また、エレクトーンは、ヤマハ(YAMAHA)が製造する電子オルガンの商品名のため、自治体ホームページの粗大ゴミ一覧では、「エレクトーン」とは掲載されていない場合があります。その場合、「オルガン」や「電子オルガン」で検索してみましょう。
まだ十分に演奏ができて保存状態が良いエレクトーンは、捨てるのがもったいないですよね。そのようなエレクトーンは買取業者に依頼して売却ができるかもしれません。
買取業者もいろいろありますが、エレクトーンなら楽器専門に買取を行なっている買取業者がおすすめです。楽器専門の買取業者なら、エレクトーンの本当の価値を知って適正価格で引き取ってくれます。
もしできるだけ高額で売りたいなら、外見をきれいにしておくことがポイントです。ただし拭き取る際に気をつけたいことがあります。
汚れを落とす際に、シンナーなどを使うと塗装が落ちてしまう可能性があるので注意が必要です。専用のクリーナーを使って柔らかな布を使ってください。
また、お近くに専用の買取業者がなくとも、お近くのリサイクルショップに持って行くのも1つの方法です。
次のような方は買取業者やリサイクルショップの利用がおすすめです。
利用したいと言う知り合いや友人がいれば、取りに来てもらうとラクに処分できます。無料で渡すとはいえ、やはり汚れを忘れずに除去しておきましょう。とはいえ、100kgもあるエレクトーンなら簡単に動かせないかもしれません。
また、受け取る側のエレクトーンの置き場所についても確認が必要です。もっと小さいものだと思ったら置く場所がなかったということがないように、事前に情報を共有しておくとお互い安心です。
次のような方は知り合いへの譲渡がおすすめです。
買取業者は基本的に現行機種が中心のため、古い機種は買い取ってもらえないかもしれません。
古くてもまだちゃんと演奏できる保存状態の良いものなら、ネットオークションやフリマアプリなどを利用すればご自分の希望価格で販売できる可能性があります。
しかし、出品しても必ず売れると言う保証はなく、時間が経っても買い手がつかない可能性があります。そのため、急いで処分したい場合には不向きの方法です。
また大型の家電で製品によっては100kg以上、小さな機種でも45kgもあるため配送も高くなりがちです。どのくらいの配送料が必要になるのかを事前に確認し、損をしないようにしてください。
次のような方はネットオークションやフリマアプリの利用がおすすめです。
おすすめの楽器買取業者をお探しの方はこちらの記事をあわせてご確認ください。
製造後8年以上のエレクトーンはまず買い取ってもらえないため、せっかくなら喜んでもらえるような団体に寄付するのがおすすめです。例えば以下のような施設では、楽器を必要としている場合があります。
自治体発行の広報誌等で探すか、市区役所に問い合わせて必要とする施設を紹介してもらいましょう。ただし、運搬費用がかかる可能性があるので打ち合わせをしてください。
次のような方は団体への寄付がおすすめです。
ここまでご紹介した買取はもちろん、無料で譲る・寄付する場合でも、「演奏できるエレクトーン」であることが第一条件です。もし壊れたエレクトーンなら処分するしかありません。
そこで、おすすめなのが民間の不用品回収業者です。壊れているエレクトーンでも回収してもらえますし、中には買取サービスをおこなっている不用品回収業者もあるので、状態の良いエレクトーンなら相談してみましょう。
業者の多くは軽トラック詰め放題といったサービスを提供しており、エレクトーン以外のものも一緒にまとめて処分できるので、エレクトーンの処分をきっかけにお部屋の片付けをしてはいかがでしょうか?
不用品回収業者なら最短即日回収をしてくれる業者も多いため、忙しい方や処分を急いでいる方でも安心して利用できます。
事前に回収日・時間(休日・早朝・夜間も可能)を指定すれば、予定に合わせた計画的な処分もできますし、急な引越しや家の模様替えなど、予期せぬ状況でも柔軟に対応してもらえる点は大きなメリットです。
不用品回収業者は電話1本で依頼をするだけ!そのほかのどの処分方法も少なくともお部屋から玄関先までは自分で運搬をしなければなりません。
しかし、不用品回収業者なら、お部屋から回収してもらえるため手間が一切かかりません。
特に重たいエレクトーンは持ち上げたり階段を移動したりするだけでもかなりの労力がかかります。手間なくラクに処分できるのは嬉しいですよね。
残念ながら不用品回収業者の中には悪徳業者も存在します。特に「回収無料」と謳っている業者は、後から高額な料金を請求されたり、違法となる不法投棄をされたりと、のちのちトラブルに巻き込まれる可能性があります。
業者を選ぶ際には、口コミや実績等を確認し、信頼できる業者かどうかをしっかり見極めましょう。
次のような方は不用品回収業者がおすすめです。
買取業者によっては、買取が難しいエレクトーンを無料で引き取ってくれます。しかしあまりに古い機種は引き取りません。電話で問い合わせてみましょう。
また分解して粗大ゴミではなく不燃ゴミとして処分すれば無料です。しかし自治体によっては分解しても、もともと大きなものは不燃ゴミとして受け付けていないところもあります。
自治体のホームページを確認し、疑問があれば自治体に直接問い合わせてみるのが安心です。
そもそも「エレクトーン」は、ヤマハ株式会社(YAMAHA)が製造販売する電子オルガンの商品名です。
そのため、エレクトーンが引取り可能かどうかは、ヤマハに直接確認するのが確実です。
ヤマハの公式サイトでは、エレクトーンの引取りについての記載は見つけられませんでした。気になる方は直接ご確認してみてください。
まだまだ使えるエレクトーンは、せっかくなら高値で売却したいところですよね。そこで高く売るためのポイント2つをご紹介します。
エレクトーンを高く売るためには、外観の清潔さが重要です。ホコリがたまらないよう清掃し、キズがある場合は補修することも価値を高める一因になります。
可能な限り新品に近い状態で売りに出すことが、値段を最大限高くするコツです。
取扱説明書や保証書、ピアノ椅子などの付属品があると、買取価格が上がる可能性があります。
アダプターやヘッドフォンなどの小物類も含め、付属品をすべて揃えておくことで、購入者の満足度と共に売却価格も向上する傾向にあります。
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エレクトーンを処分するときは以下のことに注意してください。
エレクトーンは、大きく重量のある楽器であるため、1人での解体や搬入は難しいです。また、搬出する際には十分なスペースが必要です。
部屋のドアや廊下の幅が狭い場合は、エレクトーンを搬出することが難しいかもしれません。その場合は、専門の業者に依頼することを検討しましょう。
さらに、エレクトーンは重量があるため、怪我や事故が起きないように注意が必要です。
搬出する際には、エレクトーンを支えるために複数の人が必要です。搬出経路に障害物がないか確認し、転倒や落下などの危険を予防するようにしましょう。
エレクトーンの処分で買取や回収を依頼する際、どの業者に依頼するか迷ったり、料金の差があったりすることもあります。そのため、エレクトーンを処分する際には、相見積もりを取ることをおすすめします。
相見積もりを取ることで、複数の業者の料金やサービス内容を比較することができます。また、業者の信頼性や対応の良さを確認することもできます。
エレクトーンは高額な商品ですので、できるだけ高く売りたいと思う方も多いでしょう。相見積もりを取ることで、より高額で処分することができるかもしれません。
エレクトーンは繊細な部品が多く、振動や衝撃に弱いため、しっかりと固定して移動する必要があります。専用の運搬用具を使用すればより安全に運ぶことができます。
また、配送する際には適切な梱包も重要です。梱包する際は、クッション材やエアパッキンなどでエレクトーンを包み込み、衝撃を吸収するようにしましょう。キーボードやペダルなどの部品は取り外して個別に梱包し、本体とは別々に運ぶことをおすすめします
さらに、移動時の注意点として、温度や湿度の管理も重要です。エレクトーンは高温や多湿な環境に長時間置かれると、内部の部品が腐食したり、動作が不安定になる可能性があります。移動先の環境を事前に確認し、適切な温度と湿度を保つようにしましょう。
このようにお悩みの方はいませんか。エレクトーンを処分する機会は滅多にないので、わからないことも多々あるでしょう。
そこで、エレクトーンの処分でよくある質問をまとめました。
エレクトーンの処分にかかる相場は、処分方法ごとに異なりますが1,000円〜10,000円です。事前に相場を確認しておきましょう。
処分方法 | 料金相場 |
粗大ゴミに出す | 1,200〜3,000円程度 |
業者に買い取ってもらう | 0円 |
知り合いに譲る | 0〜10,000円程度(配送費) |
ネットオークションに出品する | 10,000円〜(配送費・手数料) |
団体に寄付する | 10,000円〜(配送費) |
不用品回収業者に依頼する | 5,000〜10,000円程度 |
粗大ゴミに出すと費用を安く抑えられますが、ご自分で運搬しなければいけません。また、ネットオークションや寄付をする場合、ご自分で配送費を負担すると費用が高くつくこともあります。
エレクトーンの状態や手間を考慮して、より良い処分方法を選択しましょう。
お住まいの地域によっては、エレクトーンを分解して自治体で処分できます。しかし自治体によっては分解しても、元のサイズが大きい不用品は受け付けてもらえないことがあります。
分解して処分しようと検討している方は、「エレクトーンをゴミ処理施設に持ち込んで処分してもらえるのか」、「そもそも自治体で収集しているのか」の2点をあらかじめ確認しておきましょう。
エレクトーンを分解して処分する方法
エレクトーンの処分をお考えならKADODEにお任せください。KADODEをおすすめする理由は次の通りです。
引っ越しが迫っていてすぐに処分したい場合も安心です。
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エレクトーンの処分方法をご紹介しました。エレクトーンはスペースをふさいでしまうので、処分するとお部屋がスッキリ快適になります。
処分方法は様々ありますが、それぞれのメリット・デメリットを把握し、ご自分に最も合った方法を選んでください。
すぐに処分したい方や手間をかけたくないという方は、不用品回収業者がおすすめですよ。
不用品回収例
など、様々な不用品処分に
ご活用いただけます。
九州地方
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スタッフからのコメント
お子様が小さなころに習っていた時に使っていたというエレクトーン。いつかまた弾くかもしれないと取っておいたそうですが、もう10年以上も使っていないとのことで今回引き取らせていただきました。古いものは重いですが、その分頑丈にできていますね。