あなたは不要となった書類をどのように処分していますか?
個人情報の漏えいのことを考えると、真っ先に思い浮かぶ手段がシュレッダーにかけることかと思います。
でも、シュレッダーが自宅になかったら?
この記事では、水につけて書類を処分する方法を詳しく説明していきます。
「水をつける」方法以外のさまざまな手段も取り上げてますので、ぜひ書類処分の参考にしてください。
この記事でわかること
目次
あなたの処分しようと思っているその書類、何が書かれていますか?
ただのチラシであれば問題ありませんが、個人が特定されるような情報が明記されていてそれが流出してしまった場合、取り返しのつかないトラブルに巻き込まれる危険性もあります。
会社の重要書類などは言うまでもなく、日常何気なく捨てようとしているハガキやダイレクトメールにも、個人が特定される情報が満載です。
うかつにそのまま捨ててしまうと、思わぬところで個人情報の流出につながります。
昨今の強盗殺人などの凶悪犯罪は、たいがいネットショッピングなどのインターネット上にある顧客情報が悪徳業者に流出してしまい、その情報が原因となることが多々あります。
ですが、物理的な書類の個人情報から犯罪に巻き込まれてしまうケースも。
夜中や早朝に、まだ人気のない時間帯をねらって、ごみ漁りをする古典的な手口もまだまだ散見されます。
ゆえに、あまり早くごみ出しすると危ないといわれる原因の一つとなるのですが、それ以前に他人に個人情報さえ握られなければ済む話ですので、個人情報漏えいリスクを少しでも下げるためにも意識して対処しましょう。
シュレッダーがない状態でも不要な書類を処分したい場合、一番有効的なのが水を使った処分方法です。
ここでは2パターンの書類を水につける処分方法を解説していきます。
書類を水につける処分方法としては比較的原始的な手段ではありますが、個人情報を守るうえではとても重要な作業といえます。
以下、流れを見ていきます。
まず、書類を水につけるための桶やバケツなどを準備します。
処分したい書類の分量にあう大きさのものを用意しましょう。
分量と大きさが合わなければ、複数個用意するか何回かに分けて作業します。
書類に水を浸透しやすくするために、書類を手で千切るかハサミなどで切り刻んでいきます。
この時点ではあまり細かく千切らなくても大丈夫です。
ざっと書類を細かくしたら、桶やバケツに投入して水を注ぎこみます。
紙の材質や厚さにより時間は左右されますが、最低でも30分はつけ置きしておきましょう。
ある程度つけ置きして少しふやけてきたら、さらに細かく千切っていきます。
個人情報を守るうえで、ふやけた状態から細かく千切ったほうが、より効果的であるためです。
目視でも印刷した文字がまったく読めない状態までになったら、ふやけた書類(であったもの)を取り出しよく水を切ります。
よく水を切った後は、水切りネットなどで包み燃えるごみとして廃棄。
より効率的に処分したいのであれば、洗濯機を利用する方法があげられます。
この方法も同じく処分したい書類を、手で千切るかハサミなどで切り刻みましょう。
切り刻んだ書類を、洗濯ネットや使わなくなったストッキングなどに入れましょう。
これも同じく書類の分量にあった桶やバケツを利用して、しばらくつけ置きしておきます。
ふやけてきたら手で洗濯ネットごと少し揉みこんでより個人情報が残らないようにします。
最後に、洗濯ネットに入れたまま洗濯槽に入れ脱水をかけます。
気にならないようでしたら、普段の洗濯物と一緒に洗ってしまえば一石二鳥ですね。
気をつけるべきことは、いらなくなったストッキングを使う際には、紙片を入れた後きつくしばってください。
さもないと、洗濯物や洗濯槽に紙片くずが大量に付着して大惨事となるでしょう。
同じく燃えるごみとして廃棄しましょう。
ここでは、水につける以外の書類処分方法をあげてみます。
前の章ではシュレッダーがない前提でお話ししましたが、シュレッダーがあれば活用する手はないでしょう。
大型な機械製のものもあれば、ハサミの刃を幾重にも重ねた手動型のものもあります。
後者の手動型のほうが安価に手に入りますが、手間という点では劣ります。
書類の個人情報に該当する箇所が少ないのであれば、油性マジックペンなどで塗りつぶしてしまうのも簡単な方法の一つといえます。
ただし、ペンのインク量や紙の素材によっては日の光やライトに当てた際、塗りつぶした箇所が薄く見えてしまうことがありますので、よく確認したほうがいいでしょう。
油性マジックと同じく日用品で対応するのであれば、ガムテープなどの剥がしにくいテープで覆うのもお手軽な方法の一つ。
ある程度書類をぐるぐるに巻くか破いた後は、書類を覆うようにガチガチにテープで固めていきます。
紙ガムテープや布ガムテープで幾重にも巻けばそうそう剥がせませんが、油性マジックで塗りつぶすのと同様、情報漏えいの危険性はあります。
書類の個人情報保護に特化したスタンプもあります。
保護したい箇所に保護スタンプを押すことにより、不規則な文字列で上書きされ情報を読めないようにする便利グッズです。
文具メーカー数社から、ローラー式とハンコ式があり幅や大きさの違うサイズもあるので、書類の分量や個人情報量など状況に応じて適切なものを選んでください。
あまり量が多いと作業に手間取ってしまうのが難点です。
個人の力ではあり余るほどの大量の書類や、処理する手間も省きたいと思っている方は、書類溶解サービスを利用しましょう。
要するに、書類を溶かして再生紙など他のものにリサイクルする方法です。
溶解処理専門会社もありますが、ここではわかりやすいように日本郵便の書類溶解サービスを例に流れをみていきましょう。
郵便局に行き、必要事項を記入した申込書を窓口に提出。
その際に料金(2,880円)を支払い、申込書写しを受け取ります。
申し込み受付をしてから、およそ7営業日ほどで専用キットが自宅に届きます。
書類をまとめていた紙ファイルやとじひも、クリップやホットキスなどは外さずそのまま専用箱へ。
ビニール袋や紙袋の状態でもそのまま中へ入れられます。
専用箱に処分したい書類を全部入れたら、郵便局窓口に出しましょう。
なお本人確認の提示が必要となるので身分証明書をお忘れなく。
残念ながら集荷サービスは行っておりませんので気をつけてください。
書類の詰まった専用箱は、郵便局指定の溶解工場まで特別なセキュリティサービスのゆうパックで郵送されます。
溶解工場に到着した後は、そのまま専用箱のまま丸ごと溶解させるので、個人情報漏えいのリスクがありません。
※溶解工場が休日であれば翌営業日に溶解作業。
そしてトイレットペーパーなどの再生紙としてリサイクルされます。
書類が大量に発生したりその他の不用品(たとえばオフィス系の事務用品など)もある場合、まとめて回収してもらえる不用品回収業者に丸投げするのもひとつの方法といえます。
書類だけならなんとか処理できたとしても、他に片づけたいものが山積しているのであれば、プロにおまかせしてしまった方が、手間もかからず時間効率も良くなります。
多少の費用がかかるにしても、「時間」という貴重な資産を失わずに済みますので、選択肢のひとつとしていかがでしょうか?
ただし、個人情報漏えいの観点からセキュリティに弱い業者もありますので、直接業者に対応してもらえるのか詳細を確認してみましょう。
ではそれぞれの書類処分にかかる費用はいくらくらいになるでしょう?
以下に表でまとめました。
書類処分方法 | 費用 |
---|---|
シュレッダーを使う | ハサミ型のシュレッダーであれば300円~2,000円ほど
機械型であれば10,000円~30,000円ほど |
油性ペンなどで塗りつぶす | 油性マジックペン代100円~300円ほど |
ガムテープなどでガチガチに固める | ガムテープや布テープ代100円~500円ほど |
個人情報法保護スタンプを使う | 個人情報法保護スタンプ代500円~3,000円ほど |
書類溶解サービスを利用する | 1箱1,000円~3,000円ほど |
不用品回収業者にお願いする | 量やサービス内容で変動 5000円~ |
安価に済ませたいのであれば、やはり油性マジックやガムテープ、またはハサミ型シュレッダー
を活用すればよいのでしょうが、いかんせん手間と時間がかかってしまいます。
水を使った処分方法もまたしかり。
多少お金のかけてもよければ、書類溶解サービスや不用品回収業者がおすすめです。
重要書類が年に多く出てしまう場合には、いっそのこと業務用のシュレッダーを購入して効率化をはかっても良いでしょう。
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実際サービスが行き届いているのか、依頼して確認してみるのもいいかもしれませんね。
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今回は水につけて書類を処分する方法や、その他以下の方法を解説していきました。
シュレッダーがあれば自宅でも簡単に処理できますが、オフィス以外で自宅に置いているご家庭もあまり多くないのではないでしょうか?
「情報漏えい」というと大企業の顧客情報流出が真っ先に思い浮かびますが、大企業のみならず個人個人の防犯意識も非常に重要な時代になってしまいました。
より安心した生活が送れるよう、時間や手間や予算をふまえながら、あなたに合った処分方法が見つかりますよう祈っています。
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