自宅の中で常に稼働し続ける、現代の私たちにとってなくてはならない家電製品、冷蔵庫。家電製品の中でも比較的高価なため、できるだけ長く使いたいのが人情です。
しかし、冷蔵庫にも寿命があるため必ずいつかは壊れてしまいます。ではその寿命はいったいいつなのでしょう?
この記事ではその冷蔵庫の寿命について詳しくご紹介します。冷蔵庫の寿命を把握し、いいタイミングで買い替え、古い冷蔵庫はできるだけ手間なくお得に処分しちゃいましょう。
目次
冷蔵庫の寿命は一般的に8年から12年ほどと言われています。しかし、冷蔵庫の使用状況や環境によって変化することもあり、中には20年以上も使い続けている方も。
ですが長く使えば使うほど、冷やす機能が衰えたり、故障などのトラブルが増える可能性も高まります。また、故障もなく長い年月使えたとしても、その頃にはさらに省電力で高機能の新商品が出ているため、平均すると10年くらいで買い替える方が多いようです。
家電製品のメーカーは、販売した製品が故障した場合に修理ができるよう補修用の部品を保有しています。冷蔵庫の場合は、その部品の保有期間が最低9年と定められているため、製品の発売から9年を超えてしまうと次第に部品が手に入りづらくなり、部品が無くなれば修理はできなくなります。
そのため、購入から9年以上経過して冷蔵庫が故障したときは寿命と考えてもいいでしょう。
国税庁が定める耐用年数は6年と定められています。耐用年数とは、10万円以上の家電を固定資産として扱う場合、何年かけて減価償却できるのかを示した年数で、かんたんに言うと「その資産を使用できる期間」のことです。
そのため、メーカー部品の保有期間は9年ですが、冷蔵庫を購入してから6年が経過している場合は買い替えを視野に入れてもいいかもしれません。
冷蔵庫を長く使用していると、いくつかのトラブルが発生しやすくなります。メーカーに補修部品があれば故障などが発生しても修理可能な場合が多いですが、その箇所を修理したとしても今度は別の場所が故障し、修理代がかさんでしまうことも。
そのため、購入から9年以上経過して故障が発生した場合や、9年経過していなかったとしても故障が多発する場合は寿命と考えていいかもしれません。冷蔵庫の寿命と考えられるトラブルの特徴は以下のとおりです。
ではこれらのトラブルについて詳しくご紹介しましょう。
冷蔵庫が冷えない理由として以下のことが考えられます。
基盤が故障していた場合には高くても4万円ほどで修理可能です。しかし、冷媒回路が故障していた場合は故障の内容によっては修理できないことがあり、もし修理できたとしても修理費用はおよそ1万7000円から場合によっては10万円近くかかってしまうことも。
修理できないか、あまりにも修理費用が高くなってしまう場合は新しい冷蔵庫への買い替えをおすすめします。
冷蔵庫から水漏れしている理由として以下のことが考えられます。
1から3が原因の場合はご自身で気を付けたりかんたんな部品交換などで直すことができますが、コンプレッサーが故障してしまった場合は冷蔵庫を買い替えることになるでしょう。
コンプレッサーは気体冷媒を取り込んで電気エネルギーで圧縮する役割を持っており、冷蔵庫の中を冷やす大切な部品です。
もしコンプレッサーを修理するとなると、およそ3万円から8万円の修理費がかかるため、こちらも修理費が高くなってしまう場合は買い替えを検討した方がいいでしょう。
冷凍庫で氷が作ることができない場合、冷蔵庫内が冷えない原因と同じような理由が考えられます。
そのため冷媒回路の故障によって氷が作れない場合は修理費が高額になる可能性もあるので、こちらも買い替えのタイミングと言えるでしょう。
冷蔵庫は扉を開けて閉めた後、中の空気を冷やすためにコンプレッサーが作動し、「ブーン」という低い音がします。通常であれば冷蔵庫の中がしっかりと冷えればこの音は止まるのですが、いつまでたっても音が止まらない場合は故障が発生している可能性が考えられるでしょう。
また、冷蔵庫を長く使っていると音が大きくなることがあり、この音がひどいようでしたら寿命の可能性もあります。
ここまで寿命が近い冷蔵庫の特徴をお伝えしましたが、一方で冷蔵庫の寿命と間違えやすい症状もあります。冷蔵庫をまだ使用できる可能性もあるので確認していきましょう。
冷蔵庫の寿命と間違えやすい症状
冷蔵庫が壊れたのではないかと疑ってしまう症状も見られるかもしれませんが、使用方法によっては上記のような場合もあります。買い替えを検討する前に冷蔵庫が故障しているのかよくみましょう。
冷蔵庫は安いものでも数万円はするので、なるべく長く使いたいといった方が多いでしょう。そこで、冷蔵庫を長持ちさせるポイントを3つご紹介します。
冷蔵庫を長持ちさせるポイント3選
食材の出し入れが多いと冷えづらくなり、冷蔵庫の温度が上がってしまいます。庫内の温度を下げるために過度な冷却が行われ、寿命が短くなってしまいます。
ドアの開閉を少なくするために食材の出し入れをまとめて行なったり、よく使うものは手前に置いておいたりといった工夫をすると良いでしょう。参考:Panasonic
冷蔵庫に食材を詰め込みすぎると冷気が流れなくなり、負担がかかってしまいます。冷却するまでに時間がかかり、冷蔵庫が故障しやすくなります。冷蔵庫の対応容量は取扱説明書に記載してあります。
また、食材の品質が劣化し、菌が繁殖してしまうこともあるので冷蔵庫の詰めすぎは気をつけましょう。
熱いものを冷蔵庫に入れると冷蔵庫内の温度が上がり、冷却するために負担がかかります。無駄な電力消費にもつながり、冷蔵庫の寿命が短くなる原因になりかねません。
出来立ての料理は常温にしてから、冷蔵庫に入れるようにしましょう。
冷蔵庫のメーカー部品の保有期間は9年ですので、その期間が過ぎてから寿命と思われる故障が起きた場合、修理よりも買い替えを検討しましょう。
もちろんメーカーに補修部品があれば修理も可能ですが、冷媒回路の故障などは修理費が高くつくことが多く、長年使用した冷蔵庫だと、もし修理で故障個所が直ったとしても今度は別の場所が故障…、なんてこともよくあることです。
買い替えるよりも修理の方が費用は安いかもしれませんが、新しい冷蔵庫は性能も上がっていて消費電力が少なくなっていますし、またいつ故障するか分からないという不安を持ちながら使い続けるよりも思い切って買い替えてしまった方がいいでしょう。
買い替えるには古い冷蔵庫を処分する必要がありますが、冷蔵庫は家電リサイクル法の対象製品のため自治体の粗大ごみで出すことができません。
家電リサイクル法とは
正式には特定家庭用機器再商品化法と呼ばれ、事務所や一般家庭で廃棄される家電製品(テレビ、エアコン、洗濯機・衣類乾燥機、冷蔵庫・冷凍庫)から有用な部品を取り出してリサイクルし、廃棄物を減らすとともに資源を有効利用しようという法律です。 |
そのため冷蔵庫は自治体の粗大ごみ回収以外の方法で処分する必要があります。では、ここからは冷蔵庫の処分方法を5つご紹介します。どれもメリットとデメリットがありますので、あなたに合った方法を選択しましょう。
参考:家電リサイクル法
冷蔵庫を買い替える店舗や、処分したい冷蔵庫を購入した店舗に回収を依頼することが可能。買い替える際であれば、新しい冷蔵庫を配達してくれた時に回収してもらえるので助かります。
ただし無料ではありません。この場合、「リサイクル料金+収集運搬料金」がかかります。リサイクル料金は以下のとおりです。
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収集運搬料金は各販売店でごとに料金の設定を行っているため、利用する店舗に問い合わせて確認しましょう。
指定引取場所へご自身で持ち込むことで冷蔵庫を処分できます。
まずは最寄りの郵便局でリサイクル料金を振り込んでから家電リサイクル券を冷蔵庫に貼り、指定引取場所へ持ち込むことで処分してもらえます。
この場合はご自身で持ち込むため収集運搬料金はかからずリサイクル料金のみかかります。リサイクル料金は家電販売店で引き取ってもらう場合と同様です。
指定引取場所は以下のサイトから確認できます。
指定引取場所に持ち込むのが難しい場合、家電リサイクル受付センターに申し込んで引き取りに来てもらうことも可能です。冷蔵庫を買い替える予定がない、または購入した店舗が近くにない場合にも利用できます。
申し込みは以下のサイトから可能です。家電リサイクル受付センター
この場合も家電販売店で引き取ってもらう場合と同様「リサイクル料金+収集運搬料金」がかかります。リサイクル料金と収集運搬料金は以下のとおりです。
容量 | リサイクル料(税込み) | 収集運搬料(税込み) | 合計 |
冷蔵庫・冷凍庫(170ℓ以下) | 3,740円 | 3,157円 | 6,897円 |
冷蔵庫・冷凍庫(171ℓ以上) | 4,730円 | 3,157円 | 7,887円 |
メルカリやヤフオクなどの個人売買サイトに出品して売却することも可能です。個人売買サイトは壊れている物や古い物であっても、欲しい人がいれば売れる可能性があるのがメリットですが、出品や発送に少々手間がかかるのがデメリットです。
特に冷蔵庫は大型のものが多いため発送に手間がかかり送料も高額になってしまいます。さらに、長年使用した冷蔵庫を欲しいという人は少ないかと思われるため、出品しても売れない可能性が高いかもしれません。
もしこの方法で処分したい場合は試しに出品してみて、無理そうならほかの方法を選びましょう。
不用品回収業者に依頼して冷蔵庫を回収してもらうことも可能です。メリットは家の中から運び出してくれるため手間がかからない点でしょう。
また、回収料金のみですむため、リサイクル料金と収集運搬料金がかからないのが特徴です。冷蔵庫の処分方法を5つご紹介しましたが、その中でおすすめなのが不用品回収業者です。電話やメールで回収しに来てくれて、スタッフが家の中から丁寧に運び出してくれるので全く手間がかかりません。
料金も各社が価格競争をしているので比較的安くすむ場合が多いでしょう。もし不用品回収業者を利用する場合は、いくつかの業者に見積もりを依頼して比較することが大切です。
料金やサービス、対応の良さなどを比較して総合的に良い不用品回収業者を選ぶようにしましょう。
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スタッフからのコメント
冷蔵庫を回収いたしました。大型家電は自分で捨てるにも車が必要で手間がかかります。冷蔵庫を今すぐ簡単に処分したい方はまずはお気軽にご相談ください。
冷蔵庫の値段は決して安くはないため、できるだけ長く使いたいものです。冷蔵庫に限ったことではありませんが、家電製品を長く使用していると必ず調子が悪くなりいつか故障してしまいます。
もちろんその都度修理しながらメーカーの補修部品が無くなるまで使い続けることも可能ですが、修理費も安くはなく、故障してから修理が完了するまで冷蔵庫が使えないのはとても不便でしょう。
現在使用している冷蔵庫が寿命を迎えるころには、その冷蔵庫よりも省電力で高機能のモデルが必ず販売されていますので、いつ故障するか分からない不安を抱えて使い続けるよりも安心して生活を送れるため、少しでも長く使うということが決して得策というわけではありません。
この記事を参考にしていただき、冷蔵庫の寿命を見極めてよいタイミングで買い替え、古い冷蔵庫をできるだけお得に処分していただければと思います。
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スタッフからのコメント
新しく大きめの冷蔵庫に買い替えるとのことで、今まで使用していた冷蔵庫を回収させていただきました。冷蔵庫は家電リサイクル法に該当する製品のため市では回収してもらえませんがKADODEなら対応可能です。他の不用品もまとめて回収いたします。