大切なお金や貴重品を守るために欠かせない金庫。作りも頑丈で長く使用できるものが多いものの、金庫にも寿命はあります。20年程で買い替えが推奨されているものもあるので、長い目で見ればいつかは処分を検討しなければならない日が来きます。
しかし、処分する機会が頻繁にないため、いざ使わなくなった金庫を処分しようとするとどのように捨てていいのかお困りの方も多いのではないでしょうか。
また、金庫のような大きなものを処分する時、粗大ゴミとして行政に依頼して処分することは誰しも思い浮かぶかもしれませんが、実は金庫は粗大ゴミとして処分することができません。
特に、火災から守るために作られた「耐火金庫」は多くの自治体で受け付けていません。では、金庫にはどのような処分方法があるのでしょうか。本記事では大切なものを守るための金庫の処分方法について詳しく解説していきます。
– 金庫の処分方法は4つ –
ぜひ最後までご覧いただき、自分に合ったピッタリの方法で金庫を正しく処分してくださいね。
「金庫の処分方法のまとめ」
目次
金庫は「粗大ゴミで捨てられる」とお考えの方も多いかもしれません。しかし、金庫は防犯上の理由から強固な作りとなっており、簡単に破壊できるような物ではないため、特別な手段での処理が必須です。
そのため、自治体の通常の粗大ゴミ処理ルートでは処分ができない場合がほとんどです。とはいえ、自治体によっては受け付けているところもあるかもしれません。まずはお住まいの自治体に確認をとることから始めましょう。
金庫には主に「防盗機能」を備えたものと、「耐火機能」を備えたものの2種類があります。
防盗機能のある金庫は不正アクセスから貴重品を守ることを目的としており、耐火機能のある金庫は火災などの災害時に中の物を守ることに特化しています。
それぞれ回収やリサイクルにおける要件が異なる場合があるため、 処分を検討する際は、この2つの機能の違いを理解しておく必要があります。
金庫を処分する方法は主に以下の4つです。
回収してもらうか売却するのが一般的で、業者や自治体で回収してもらう際は有料となることが多いので、可能であれば買い取ってもらう方がお得です。
しかし、金庫は重く運搬も大変なことが多いため、手間をかけたくないという方もいらっしゃるでしょう。お持ちの金庫の状態、費用や手間などを総合的に判断し、処分方法を選択すると良いでしょう。
金庫を購入したお店に引き取りを依頼することで、金庫を処分することができます。金庫を扱う専門店ですので、金庫を処分したい場合も専門店に任せると間違いはないでしょう。
そのまま新しい金庫を新調することもできるので、買い替えと同時に処分できるのは手間もかからず嬉しいですよね。
引き取りのみの場合だと基本的に有料になりますが、新調の場合だと無料で引き取ってくれるお店もあるので、買い替えの時は一緒に引き取りをお願いするといいでしょう。
金庫を専門店で処分してもらう場合は、あらかじめその店舗で引き取りしてもらえるか確認しておきましょう。
実際購入したお店でなくても引き取りしてもらえるお店もあるので、金庫を扱っているお店が近くにある場合は引き取りができるか一度相談してみてください。
不用品回収業者に依頼することで、自治体で処分することができない金庫を処分することができます。不用品回収業者はどんなものでも引き取ってもらうことができるので、どんなに重たくて大きな金庫でも大丈夫です。
ただし、不用品回収業者に依頼をする場合は、悪徳業者に注意しましょう。作業後に法外な金額を請求してきたり、不法投棄をする業者がいたりします。不用品回収業者を探す時は、口コミや実績等を確認し、信頼できる業者かどうかしっかりとリサーチしておきましょう。
不用品回収業者を利用するメリットは、「早く」「ラクに」「手軽に」処分ができることです。金庫は物によっては非常に重く、とても一人では運べないようなものもあります。そういった金庫を処分するとなると、大変な作業になります。
そんな時に不用品回収業者に依頼すると、部屋からの持ち出しも一切必要なし!手間をかけずに回収してもらえます。購入したお店に引き取ってもらうにしても運ぶのは自分です。圧倒的に自分の手間を省き、作業のすべてを一任できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
業者のサービスを利用するためお金はかかりますが、その分早く、ラクに金庫を処分できるので、忙しい現代人にとっての強い味方でもあります。
不用品回収業者に金庫の回収を依頼する場合の費用は、金庫の大きさや重さによって変わります。家庭で扱われているような膝下くらいのサイズであれば、3000円~5000円ほどで回収してもらうことができます。
一人ではとても運べないサイズになると10000円~といった回収費用が一般的です。作業員が増えたり、利用するトラックの大きさが変わると金額も変わります。
金庫を処分する際におすすめの不用品回収業者の選び方をご紹介します。
料金が分かりにくい業者は、後から追加料金を請求される可能性があります。そのため、事前にしっかりと見積もりをしてもらい、料金の詳細を確認することが重要です。
また、料金に含まれるサービス内容も同時に確認するのがおすすめ。金庫の処分だけでなく、運搬や廃棄物の処理なども含まれているかどうかを確認し、追加料金が発生しないように注意しましょう。
料金が分かりやすい業者を選ぶことで、金庫処分にかかる費用を把握しやすくなり、追加料金の心配もなく、安心かつスムーズに処分をすることができます。
過去の実績や口コミもチェックしましょう。業者のサイトやSNSなどで、過去にどれだけの金庫を処分してきたのか、どのような方法で処分しているのかを確認しましょう。実績が豊富な業者であれば、安心して依頼することができます。
また、口コミも重要な要素です。実際にその業者を利用した人たちの意見を確認することで、その業者の信頼性やサービスの質を知ることができます。
一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者は、廃棄物処理に関する法律や規制を遵守している信頼性の高い業者です。許可を持つ業者は、適切な廃棄物の処理方法を知っており、環境に配慮した処分を行っていることが期待できます。
許可を持つ業者を選ぶことで、金庫の処分に関するトラブルや法的な問題を避けることができます。
「無料回収」と謳っている業者は特に要注意!なぜなら、実際には追加料金や隠れた費用がかかる場合が多いからです。
無料と言いながら実際には高額な追加料金を請求されることがあったり、作業員が不用品を回収する際に壊したり傷つけたり、最悪の場合、違法な不法投棄をされて問題となるケースもあり得ます。
上記4つをトータルで判断しましょう。
金庫を扱う専門店に依頼することで処分することができます。先ほど紹介した、不用品回収業者と違って、壊れて開かなくなった金庫の鍵開けなどの、金庫のトラブルを解決するサービスも行っているのが特徴です。
鍵を無くして開かなくなったり、ダイヤル式の暗証番号が分からなくなった時にも利用することができるので、金庫に何かしらのトラブルがある時は金庫専門業者に依頼するといいでしょう。
先ほど紹介した不用品回収業者と依頼することは同じですが、金庫専門の業者を利用することで、金庫のトラブルにも対応してもらうことができるという点がメリットです。
鍵を無くしたり、壊れてしまった金庫は開けることができませんが、専門業者に依頼することで、トラブルを解決したうえで回収してもらうことができます。
出張費用や作業員が複数名必要な場合で変わってきます。また、金庫の大きさによっても異なりますが、おおむね3000円~8000円と考えておくと良いでしょう。
金庫の買取を行っているおすすめの業者3つをピックアップしました。買取をご検討の際はチェックしてみてください。
金庫の処分で有名なのが、「おいくら」です。「取引の安心感」「買取価格への納得感」「スピード感」において定評があります。
「おいくら」の一括査定サービスを利用すれば、全国の厳選された有料買取業者の買取価格を簡単に比較することができます。「売りたいものがいくらで売れるのか」を知ると同時に、優良な買取業者を見つけることができるでしょう。
金庫買取NETでは、不要になった金庫を中古・新品・型落ち・新型問わずに買取りしています。買い取られた金庫はそのまま買取NETで販売されるため、必要な方の手に渡るのも嬉しいですね。
また、最短30秒の簡単お問い合わせでご自宅まで大手の提携宅配業者が引き取り伺うほか、宅配や持込での買取も可能。自分の都合のいい方法で簡単に買い取ってもらえるためおすすめです。
高く売れるドットコムは、全国対応の総合ネット買取サービスで、電話とウェブで相場がすぐ分かる事前査定により簡単にいくらで売れるかをしることができます。これまで100万人が利用した安心の実績も特徴のひとつ。
日本全国対応で、査定も返送料もすべて無料なので無駄な費用がかからず買い取ってもらえるのは大きなメリットとなるでしょう。
金庫を処分する場合ほとんどのケースではお金がかかります。まだまだ使える金庫を処分する場合、お金をかけて捨てることは非常にもったいないことです。
金庫は長く利用することができるものなので、不要になっても使うことができるものの場合、リサイクルショップなどで売ることでお金に換えることができます。
ただし、前述しましたが金庫にも寿命があります。火災から守るために作られている「耐火金庫」は20年経つと耐火効果がなくなると言われています。
耐火効果のなくなった金庫ですと無駄に重いだけの金庫にしかならないので、もともと高価なものでもお金になることはないでしょう。
金庫はリサイクルショップやフリマサイトで売ることもできます。お金にはなりますが、金額にはあまり期待できないのが正直なところです。
また、フリマサイトに出品する場合は手間はかかりますが、自分で自由に売却価格を設定できるため、売れた時には期待する利益を得ることができます。ただし、売れるまでに時間がかかることがあるのは頭に入れておきましょう。早く処分したい場合は、出品する金庫の状態や相場と見比べて適切な金額に設定するとよいでしょう。
また、フリマサイトを利用すると、ご自身での梱包や発送作業が必要です。慣れていないと非常に時間がかかり面倒に感じてしまうこともあるので、時間に余裕がある方、手間がかかってでも売却したいという方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
前述しましたが、リサイクルショップに買取をお願いする場合は、高額買取はほとんど期待できません。家庭用の膝丈ほどのサイズのものだと1000円~2000円。それよりも大きなもので耐久性のあるものの場合3000円以上で売れることもありますが、買った時よりもかなり値段が下がります。
フリマサイトに出品する場合は、5000円以上の値段を付けても売れます。耐久性の高いものですと、10000円を超えるものも出品されています。
フリマサイトの出品には手間がかかりますが、その分お金になって返ってくるのは嬉しいポイントです。
金庫の処分におすすめのフリマサイト
金庫の処分方法別に目安となる費用をまとめてみました。
処分方法 | 費用 |
購入したお店に引き取りを依頼する | 3000円~数万円 ※買い替えなら無料の場合あり |
不用品回収業者に依頼する | 3000円~15000円 |
金庫回収業者に依頼する | 3000円~8000円 |
個人で売却する | 梱包・発送費用(送料が高額な場合も) |
購入したお店に引き取ってもらう場合、新たに金庫を買う場合は無料で引き取ってもらうこともできます。引き取りのみを無料でやってくれるお店はなかなかありませんので、金庫を処分する場合はお金がかかるものと考えておいた方がよいでしょう。
不用品回収業者に回収を依頼する場合は、金庫の大きさによって金額が変わります。小さな物でしたら3000円ほどで処分できますが、大きなものほど金額が高くなります。
個人で売却する場合、最終的にはお金に換えることができます。フリマサイトなどを利用する際に梱包や発送が必要になるので、その分費用が掛かります。
金庫の処分には4つの方法があることが分かりましたが、おさらいすると以下の通りです。
専門の業者に買い取ってもらったり、リサイクルショップやフリマサイトで売却ができれば、無料で手放せるばかりか利益を得られる可能性があります。とはいえ、出品や発送の手間など様々な手間がかかる点はデメリットとして挙げられます。
一方、簡単に金庫を処分したい場合には「不用品回収業者」を利用する方法がおすすめです。
不用品回収業者に金庫を引き取ってもらえば、自分で手続きや発送などの必要が一切なく、他の処分方法のような煩わしさを解消することができます。
金庫を処分する前に確認しておくべきことがいくつかあります。処分する前に必ずチェックしておきましょう。
金庫を処分する前に、絶対に行うべきことは、中身が空であるかの確認です。金庫内には思わぬ貴重品や重要書類が残されていることがあります。
処分に際して内部を一度完全に空にし、小さなポケットや隠しスペースも忘れずに点検しましょう。万一残置したまま処分してしまうと復旧が困難な場合が多いので、慎重な確認が必要です。
金庫を処分する場合、その種類やタイプ、製造年数、年式、型番を把握しておくことが重要です。これらの情報は回収業者からの見積もりの際や、リサイクル、再利用するかを判断する基準となります。
金庫によっては貴重なヴィンテージ品として再販できる可能性もあるため、可能な限り詳細情報を集めておくべきです。
金庫にはダイヤル式、カード式、指紋認証式など様々な種類の鍵が存在します。処分にあたり、鍵のタイプを正確に把握しておくことも重要です。
鍵のタイプによっては特殊な技術が必要な場合もあり、処分コストに影響を与える要因となります。また、全ての鍵が揃っているか、正しく機能するかも確かめておきましょう。
金庫が適切に開くか、また鍵が存在し、それが機能しているかも処分前に確かめる必要があります。開かない金庫や鍵が見つからない場合は、それらを解決するために追加の費用が発生する可能性が高いです。
開錠できない金庫の処分には専門の技術が要求され、それに伴ったコストも覚悟しなければなりません。鍵がない場合、可能であれば作成または再発行を検討しましょう。
業者に金庫を回収してもらうときは大きさと重さをはかりましょう。大きくなるほど処分費用は高くなります。
また、適切な費用がいくらかわかりにくいので複数社に見積もりを取るのがおすすめです。見積もりを取らずに依頼すると、悪徳業者に騙される可能性もあるので気をつけてください。
金庫を査定に出す前に確認しておくべきことは清掃と買取価格の比較の2つです。金庫はメーカーや使用状態によって、買取金額が異なります。
金庫をキレイにしておくと買取額が上がる場合もあります。また、買取相場を確認するために複数社の査定を利用すると良いでしょう。
金庫は頑丈に作られているものなので、半永久的に使えるものに思われますが、金庫にも寿命があります。金庫の耐用年数は日本セーフ・ファニチュア共同連合会によって製造から20年と定められています。
金庫は製造から20年が経つと経年劣化によって耐火効果がなくなってしまうため耐用年数が製造から20年と定められているのです。火災から収納物を守る耐火金庫は気泡コンクリートという水分が含まれたコンクリート素材を使用しています。
火災が起きた時に火災による熱をコンクリートに含まれている水分が気化熱として熱を放出することで、金庫内の温度上昇を緩和しています。このコンクリート内に含まれている水分が、経年劣化によって気化してしまうと、火災が起きた時に中身を守ることができません。
コンクリート内の水分が20年経つと自然に気化してしまうため金庫には寿命があるとされています。製造から20年以上経った金庫は、耐火性能が低下しているので、万が一の火災から収納物を守るために買い替えを考えた方が良いでしょう。
金庫が開かなくなった状況は慌てがちですが、冷静に対処することが必要です。まず、鍵が壊れていないか、正しい組み合わせでダイヤルを回しているかを確認します。
操作ミスでない場合、専門の業者に連絡を取ることをお勧めします。専門業者は特殊技術を使って金庫を開けることができ、重大な損傷を避けることが可能です。
自力で無理やり開けようとすると、金庫を壊してしまい、中に保管されている大事な物品へのダメージや、修理費用の増加につながる恐れがあるため注意が必要です。また、開かない金庫を処分する場合も、専門業者にお任せするのが安心です。
関連記事|こちらの記事も合わせてチェック!
金庫を回収してもらう業者でおすすめしたいのがKADODEです。KADODEは38都府県、24時間365日対応可能で、空き状況によっては即日対応も可能なので、急いで処分したい場合でも気兼ねなく利用することができます。
不用品回収業者は悪徳業者が多い中、KADODEは実績が豊富でリピーターの数もたくさんいるので、安心して利用することができます。
金庫以外にも回収してもらいたいものがある場合はまとめて回収可能!トラックに乗り切れば回収費用は変わりませんので、金庫1点だけではなく、家や事務所などにある不用品を一気に処分できすっきりしますよ。
金庫の処分方法について解説をしてきました。金庫の寿命は20年ですので、なかなか買い替えることはないと思います。しかし、永久に使えるものではないので、いつかは処分しなくてはいけない日が来るものです。
いざ捨てる日が来た時に困らないためにも、あらかじめ金庫の処分方法についてきちんと調べておくと良いでしょう。場合に応じて適切な処分方法を選び、安全かつ正しく処分してくださいね。
不用品回収例
など、様々な不用品処分に
ご活用いただけます。
九州地方
四国地方
中国地方
関西地方
中部地方
関東地方
東北地方
北海道地方