大きくて重量のあるタンスは移動させるのも大変。ほとんどのタンスが「粗大ごみ」に分類されますが、粗大ごみとしてタンスを捨てようにも、家の中から運び出すのも一苦労です。
ただ、タンスの処分方法は粗大ごみ(自治体の回収)だけではありません。タンスを処分する方法は大きく分けて以下の7つがあります。
頑丈な作りのタンスは、よっぽどのことがない限り壊れることはないので、これまで処分方法をご存知なかった方も多いはず。
しかし、この記事を読めば、簡単かつお得にタンスを処分できる、あなたにピッタリの方法が見つかりますよ!
目次
ほとんどのタンスは木製で大きく、そして重量があるので基本的には一人では移動させるのは困難です。さらには戸建てに住んでいる場合、2階にタンスを置いている場合もあるでしょう。
重いタンスを2階から1階に下ろすだけでも大変なのですが、洋服タンスは奥行きが60cmの物が多く、この奥行きのせいで階段で下ろす時や廊下の角を曲がるときなど、とても大変なことが多いのです。
また、物によっては過去に玄関から部屋に搬入できず、吊り上げで2階の窓から搬入した場合もあるでしょう。このようにタンスは、個人が家から搬出するのがとても難しいという特徴があります。
運び出すのが大変なタンスですが、その処分方法は7種類。
人によっては費用がかかっても楽な方がよかったり、手間や労力がかかってもお得に処分したい方もいらっしゃると思いますので、できるだけ多くの方法をご紹介いたします。
ご紹介する処分方法は以下の7種類です。
それぞれメリットとデメリットがありますので、ここからはこれらの処分方法を一つ一つ詳しくご紹介していきましょう。
今回ご紹介する処分方法で一番手間のかかる方法ですが、無料で処分できるのがメリットです。タンスは木製素材の物がほとんどなので、ノコギリなどで細かく解体すれば燃えるごみで出すことができます。
ただし、自治体によって規定が異なりますが、大抵はゴミ袋に入る大きさか、一片の長さが30cm以内でなければ通常の家庭ごみとして回収してもらえません。そのため、大きなタンスをかなり細かく解体する必要があります。
しかし、しっかりとした素材のタンスはノコギリで切断するのも一苦労。普段、DIYで大工仕事をしている方ならまだしも、ノコギリをほとんど触ったことが無い方にはつらい作業となり、ケガの恐れもあります。
いくら無料で処分できるとはいえ、おすすめできる方法ではありません。
コスト削減
解体して自分で可燃ごみとして出すと無料ですので、大型ごみとして処分するよりも処分費用を節約できます。
スペースの最適化
自宅で解体し、段階的にごみとして出せるため、一時的な保管スペースの確保が容易になります。
手間と時間
タンスを解体するのに手間と時間がかかり、物理的な労力が必要です。
安全リスク
解体作業中に怪我をするリスクがあり、特に重いタンスや大きいサイズのものは危険を伴います。
限られた処分量
可燃ごみとしての処分には量や大きさに制限があるため、大型のタンスを一度に処分することが難しい場合があります。
これが一番ポピュラーな方法で、真っ先に思いつく処分方法でしょう。比較的安い費用で処分することができるのがメリットです。
手順は以下の通りです。
手続き・準備に手間がかかるのがこの方法のデメリットです。大抵は申し込みから回収まで1週間程かかり、場合によっては1ヶ月もかかってしまうことも。
また、自治体の回収作業員は屋内からの搬出は基本的に行ってくれないため、最低でも玄関の前、自宅の立地によっては最寄りのゴミ集積場まで運搬する必要があります。
マンションやアパートなどの集合住宅の場合は、1階のゴミ集積場まで運ばなくてはなりません。
カラーボックス程度の粗大ごみであればさほど苦にならない作業ですが、タンスを移動させるのは大変です。1人で運ぶことはできないので、人手が数人必要にもなるでしょう。
比較的安い費用
処分費用はかかりますが、比較的安い費用で処分可能です。
手続きが比較的簡単
大抵の場合、電話やインターネットで簡単に申し込みができます。
予約と回収までの時間がかかる
予約が必要であり、回収までに時間がかかる場合があります。
費用負担
一定の回収料金がかかります。
搬出作業
自分でタンスを玄関先など指定の場所まで運び出す必要があります。
ごみ処理施設に直接持ち込んで引き取ってもらうことも可能です。費用は自治体に回収してもらう方法と同様で比較的安く済みます。
しかし、タンスをごみ処理施設まで運搬するとなると、最低でも軽トラックくらいの車両は必要となるでしょう。
自宅からタンスを運び出してトラックに積み込み、ごみ処理施設まで運搬して荷下ろしまで行わなければならないため、手間と労力がかなりかかる方法です。
また、ごみ処理施設によっては土日祝日が受け入れを行っていないこともあり、事前の申し込みが必要な場合もありますので、この方法で処分する際は事前に自治体に問い合わせて確認しましょう。
比較的安い費用
自治体の処理施設での処分費用は比較的低価格ですので、処分費用を抑えられます。
即時処分
ごみ処理施設の営業時間内であれば、自分のスケジュールに合わせてすぐに処分が可能です。
搬入の手間
タンスを自分で搬入する必要があります。大きく重いタンスの場合、これは相当な労力となり得ます。
輸送手段の必要性
自己搬入には適切な輸送手段が必要です。大型のタンスを運ぶための車両がなければ、レンタカーなどの追加コストが発生します。
時間と労力
タンスを運ぶためには時間と体力を要しますので、輸送手段や人手が限られている場合に大きな負担となります。
引っ越しを機にタンスを処分しようとしている場合は、引っ越し業者に引き取りを依頼することも可能です。
全ての引っ越し業者でこのサービスを行っているわけではありませんが、大手の引っ越し業者であれば大抵は引き取ってもらえます。
無料で引き取ってくれる業者も多く、中には買取まで行っている業者もあるので、引っ越しの予定がある方にはおすすめ方法と言えるでしょう。
一方、引っ越しの予定が無い方には利用できないのがデメリットです。
また、業者によっては「購入から6年以上たっている家具の買取不可」「地域によっては引き取りをしていない」などの条件がある場合もありますので、利用する場合は引っ越し業者に問い合わせてみる必要があるでしょう。
手間が省ける
引っ越しと同時にタンスを処分できるため、別途処分の手配をする必要がありません。
時間の節約
引っ越し業者に一任することで、自分で処分するための時間を節約できます。
安全な処分
引っ越し業者は大型家具の扱いに慣れているため、安全に搬出・処分してもらえるでしょう。
コストがかかる
引っ越し業者に依頼すると追加料金が発生する場合があります。
利用規約の制限
全ての引っ越し業者が家具の処分を行っているわけではなく、引き取れるタイプやサイズに制限がある場合があります。
スケジュールの調整が必要
引っ越しのスケジュールに合わせて処分を行う必要があるため、都合がつかない場合も考えられます。
リサイクルショップに依頼して買い取ってもらう方法です。メリットは何といっても処分費用がかからないどころか、逆に現金化できること。
店舗に持ち込みも可能ですが、タンスの場合は出張買取を利用したほうが楽に処分できるでしょう。
ただし、日焼けしてしまっていたり、キズや汚れが多い場合は買い取ってもらえないかもしれません。
その場合は他の方法で処分しなければならないので、まずはリサイクルショップのホームページやメールで買取可能かどうか問い合わせてみましょう。
臨時収入の可能性
買取が成功すれば、不要なタンスを現金に変えられます。
回収手間の軽減
リサイクルショップがタンスを自宅まで引き取りに来てくれる場合があり、自分で運ぶ手間が省けます。
買取価格が低くなることも
タンスの状態や需要によって買取価格が大きく変わり、期待した額より低い場合もあります。
買取対象外の場合がある
老朽化が進んでいる、デザインが古い、などの理由で買取を断られる場合があります。
出張費用がかかることも
回収してもらうには出張費用がかかることもあります。
ネットオークション・フリマアプリを利用してタンスを売却する方法です。こちらもリサイクルショップと同様に、処分費用がかからず現金化できるのがメリット。
しかし、このような個人売買サイトの利用は意外と手間がかかります。慣れている方は手軽に出品できると思いますが、初めて利用される方は少しハードルが高く感じられるかもしれません。
簡単に説明すると以下のような手順です。
もし買い手が見つかった場合でも、タンスは通常の宅急便などでは送れないので注意が必要です。
また、出品したタンスを欲しい人がいなければ、なかなか買い手が付かなかったり、最悪売れないこともあるということも認識しておきましょう。その場合は別の方法で処分することになります。
広範囲の購入者へのアクセス
ヤフオク!やメルカリでは全国の様々な人々が商品を検索しているため、地元のリサイクルショップよりも多くの潜在的な購入者にアクセスできます。
価格設定の柔軟性
自分で価格を設定したり、オークション形式で価格が決定するため、市場価値に基づいて適正な価格で売却できる可能性があります。
出品の手間がかかる
写真を撮影し、詳細な説明を書くなど、出品には時間と労力が必要です。
配送の手間と費用
購入者に商品を送る必要があり、大きなタンスの場合、配送の手間や費用がかかります。
取引のリスク
支払いトラブルや商品の破損、返品、または個人情報などのリスクが伴います。
不用品回収業者に依頼することで、タンスを処分してもらうことができます。今回ご紹介している中でも一番簡単に処分できる方法と言っても過言ではありません。
電話やホームページ、LINEなどから連絡すれば自宅まで引き取りに来てくれますし、もちろん家の中からの運び出しもしてくれます。
デメリットとしては処分費用がかかることですが、買取サービスを行っている業者も多いため、買い取ってもらって現金化することができれば逆にメリットとなるでしょう。
不用品回収業者の多くは無料で見積りをしてくれますので、まずは問い合わせて処分したいタンスが買い取ってもらえるのか、買い取りが難しい場合は処分費用がどのくらいになるのか聞いてみるといいですね。
とても簡単にタンスを処分することができる不用品回収業者ですが、注意すべき点もあります。
多くはありませんが、不用品を回収するための一般廃棄物収集運搬許可・産業廃棄物収取運搬許可の免許を持たずに営業している業者もいるからです。
このような業者に依頼してしまうと、回収した不用品を適切な処理をせずに不法投棄したり、高額な処分費用を請求してきたりなどのトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。
もし、トラブルに巻き込まれてしまったら消費生活センターに相談したほうがいいですが、まずはそのような業者と関わらないことが先決。
以下のような特徴の業者は利用しないように心がけましょう。
手間がかからない
タンスの撤去や搬出を業者が行ってくれるため、自分で重い家具を動かす必要がありません。
スピーディな処理
予約次第で迅速に対応してもらえることが多く、家の中のスペースを早く空けられます。
安心感がある
プロの業者が適切な方法で家具を処理してくれるため、廃棄に関する心配が少なくなります。
まとめて処分できる
他の不用品と一緒にまとめて回収してもらうことができるので、複数の不用品を一度に処分できます。
コストがかかる
不用品回収は無料ではなく、特に大型の家具は高額になることがあります。
不正業者のリスク
中には不当に高い料金を請求する業者や、不適切な処理をする業者も存在するため、業者選びには注意が必要です。
タンスの処分方法7つそれぞれにおいて、費用とメリット・デメリットをまとめてみました。
処分方法 | 費用 | メリット | デメリット |
解体して可燃ごみとして処分 | 無料 | 最も費用が安い | 解体に手間と時間がかかる、作業に危険が伴う |
粗大ごみとして自治体に回収を依頼 | 自治体によって異なるが、数百円~3000円程度 | 自治体に回収を依頼できる | 回収までに時間がかかる、急いでる場合はNG |
自治体のごみ処理施設に持ち込む | 自治体によって異なるが、数百円~1,000円程度 | 回収までに時間がかからずに処分できる | 持ち運びに手間と時間がかかる |
引っ越し業者に引取りを依頼 | 引っ越し業者によって異なるが、無料~1万円程度 | 引っ越し業者にまとめて依頼できる | 引っ越しする人しか利用できない |
リサイクルショップで買取りを依頼 | 状態や品物によって異なるが、利益は数百円~数万円程度 | お金に換えられる | 買取してもらえない可能性がある |
ヤフオク!やメルカリに出品 | 状態や品物によって異なるが、利益は数百円~数万円程度 | 高値で売却できる可能性がある | 出品や梱包・発送に手間と時間がかかる。送料も発生。 |
不用品回収業者に回収を依頼 | 業者によって異なるが、3000円~1万円程度 | 面倒な手続きや作業を業者に任せられる | 悪徳業者に注意が必要 |
費用だけでなく、それぞれのメリット・デメリットも比較しながら自分に合った処分方法を見つけましょう。
タンスの処分をする際には、以下の点に注意しましょう。タンスの処分方法としてご紹介した中でも、特に注意したいポイントを抜粋しています。
安全・安心にタンスを処分するためにも以下のことは最低限頭に入れておきましょう。
特に、自治体の粗大ごみは回収までに数週間かかる場合もあります。
例えば引っ越しなどで「◯月◯日までに処分しなければならない」と決まっている方は日にちに余裕を持って申し込みを行いましょう。また、とにかく急ぎで処分したいという方は他の方法を検討した方が安心です。
タンスは重量があるので、解体する際は怪我に注意が必要です。また、釘やネジなどの鋭利なものもありますし、ノコギリなどを使っての作業となるため、常に危険を伴います。
怪我をしないよう、手袋や軍手を着用するとともに安全に配慮しながら作業しましょう。
タンスは大きくて重いものがほとんど。運搬時には怪我や家具・車両などの損傷に注意が必要です。
事前に運搬用の台車やロープなどを用意しておきましょう。
不用品回収業者の中には、残念ながら法外な料金を請求したり、強引に押し売りしたりなどの悪徳業者も存在します。
契約をする前に、見積書や契約書をよく確認し、不明点があれば質問するようにしましょう。また、口コミ等も確認し、信頼できる業者かどうかの見極めも必要です。
リサイクルショップやヤフオク!、メルカリなどで「売却」する場合は、タンスの状態をよくチェックしましょう。
タンスに限ったことではないですが、傷や汚れが多い場合は、査定額が安くなる可能性があります。そのため、水拭きや乾拭きなどをして、可能な限りきれいな状態に整えましょう。
タンスの処分方法をざっくり要約
タンスはもちろん、不用品の処分ならKADODEに全ておまかせください!即日対応可能ですので、処分したいと思ったその日にあなたのご自宅まで駆けつけます。
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スタッフからのコメント
引っ越しに伴い、処分したい家具があるとのことで回収に伺いました。タンスなどの大きな家具を2階から階段で搬出。「一人じゃ絶対運べなかったから助かった」とお喜びのお言葉をいただきました。
一口にタンスを処分すると言っても、色々な方法があります。タンスは大きくて重いため、できるだけご自身で運ばない方法を取られた方がケガの心配もなく安心です。
タンスを2階から下ろす作業は特に危ないため、専門の業者にまかせた方がいいでしょう。
KADODEにおまかせいただければ、お客様が行う作業は一切なく、ご自宅の壁や床にキズを付けることなくスピーディーにタンスを回収させていただきます。
タンスの処分はぜひ、KADODEにご連絡くださいませ。
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九州地方
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中部地方
関東地方
東北地方
北海道地方
スタッフからのコメント
使っていないタンスを回収してほしいとのご依頼を受け、ご自宅に向かいました。一点だけでしたが、周辺に注意しながら慎重に運び出し、壁や床に傷を付けることなく無事回収が完了いたしました。