ご遺族が亡くなり、悲しみの中で降りかかってくるのが遺品整理。
いざその時になったら疑問点や問題点がでてきて、どこから手をつけたらいいか困ってしまうものです。
もしかしたら、大量の荷物を運ぶのにトラックが必要になるかも?など色々と考えてしまいます。
でしたら、こちらのページを御覧になって、どのように遺品整理を進めていけばよいのかイメージしながら行動に移してみましょう。
家族や親族が亡くなると、葬儀や手続きをしなくてはなりません。
遺品整理については、何をどうしたらいいか分からない事が多いのではないでしょうか。
しかし遺品整理に決まった時期はありませんので、状況によって判断する必要があります。
故人が賃貸物件に一人暮らししていた場合は、契約の問題が発生するため、場合葬儀後すぐに遺品整理を行う必要があります。
もう一点は、故人が残した財産が、相続税の非課税額を超えていた場合です。
この場合、亡くなってから10ヶ月以内に相続税の申告書を提出しないと、相続税の控除を受けられなくなり、延滞税を課されてしまいます。
そのため、財産の金額を調べるために、時間に余裕をもって遺品整理を行ったほうがよいでしょう。
上記のような期限がない場合は、遺品整理をいつ行うかは遺族の方の自由になりますが、一般的には 四十九日を迎えた後や諸手続きの完了後に行います。
家族が亡くなった場合、死亡届に始まり、電気や水道・ガスなど手続きは多岐に渡るため、遺品整理まで手が回らない事もあるでしょう。
そのため、ひと通り手続きが終わった後に遺品整理を行います。
ここでは遺品整理を自ら行うための手順をご紹介します。
どのような手順で進めていけばいいのか、大まかにでも知っておけばスムーズに進むことでしょう。
まずは遺品の仕分けをします。
色々なものがあると思いますが、大体以下のように分けてしまいましょう。
この3点について細かくご説明していきます。
思い出の品や貴重品
思い出の品というと真っ先に思い浮かぶのが写真でしょう。
その他、故人が大事にしていたものなどで、捨てるには忍びないものはとりあえず取っておいて大事に保管し、少し間をおいてからどうするか考えてもいいかもしれません。
次に貴重品です。
貴重品には以下のようなものがあります。
これらは大事なものですので、間違って処分してしまわないようにしましょう。
使えそうなものは買い取ってもらう
例えば、テレビや冷蔵庫などの家電製品や家具などが該当するでしょう。
もしまだ使えるもので、親族で欲しい方がいなければ業者に買い取ってもらうのも一つの手です。
本来処分に費用がかかってしまうものなので、買い取ってもらえればお得に処分することができます。
不用品はごみとして処分
不用なものはごみとして処分しなければなりません。
家庭ごみとして自治体に回収してもらえるものは、決められた曜日に出せば回収してもらえますが、粗大ゴミは有料になり、処分するまでに時間もかかります。
また、1回で処分できる量が決まっていますので、量が多い場合には複数回に分けないといけません。
さらに、家電リサイクル法の対象製品は自治体では回収してくれないため、別の方法で処分する必要があります。
自治体の家庭ごみ回収や、粗大ゴミの回収は一度に出せる量が決まっているため、まとめて処分する場合は自治体が指定する処理施設に持ち込む必要があります。
その場合、かなりの量になることが想定されますので、運搬するためにトラックが必要になります。
トラックが必要と言っても、部屋の広さや住んでいる家によってどれくらいの量になるのか想像がつきにくいと思いますので、大体トラック何台分になるか表にまとめてみました。
よろしければ参考にされてください。
部屋の広さ | トラックの台数 |
1K・1R | 軽トラック1台分 |
1DK・1LDK | 2tトラック1台分 |
2DK・2LDK | 2tトラック2台分 |
3DK・3LDK | 2tトラック3台分 |
ここまで遺品整理の手順をご説明してきましたが、この作業をもし一人で行うとしたらかなり大変な作業となるでしょう。
いったいどのようなことが大変なのか、いくつかご紹介いたします。
一口に遺品と言っても様々なものがあります。
その中でもベッド・タンスなのどの大型家具や、冷蔵庫・洗濯機などの家電製品は大きさもさることながら重量もあるため、家の中から運び出すだけでも大変な作業です。
運び出す際に壁にぶつけて傷をつけてしまったり、最悪の場合ケガをしてしまう恐れもあります。
一人ではなく、もし家族や友人に頼んで手伝ってもらう場合でも、十分に注意して作業を行いましょう。
よくあるケースとして、高齢者夫婦でどちらかに先立たれ、残された方が遺品整理を行う場合です。
もし遺品の中に重いものや大きいものが無かったとしても、処分する不用品の量が多ければ家の外やゴミ集積場まで何度も往復しなければならず、体力的につらい作業となります。
人生の伴侶がなくなったということで、精神的にも落ち込んでいることが多く、なかなか作業が手に付かないこともあるでしょう。
また、両親が高齢で亡くなった場合、息子さんが遺品整理を行うことがありますが、その息子さんもそれなりに高齢になってる場合が多いので、やはり体力的につらい作業になると思います。
遺品整理で出た不用品を処分する場合、自治体の家庭ごみ回収・粗大ゴミ回収だと一度に出せる量が決まっているため、量が多い場合には複数回に分けて回収してもらわないといけません。
遺品整理は不用品が大量に出ることが多く、自治体の回収ではなかなか片付かない可能性もあるでしょう。
特に粗大ゴミ回収は、申込から1週間から長いと1ヶ月待たされることもあり、片付くまでとても時間がかかります。
その場合、自治体が指定するゴミ処理施設に直接持ち込むことで一度に処分することができるのですが、大量の不用品を運搬するためにトラックなどの運搬車両が必要です。
しかし、普段運転しないような大きな車を急に運転するのは非常に危険を伴います。
そもそもトラックを運転できる免許証がないと運転すらできません。
もし、レンタカーなどでトラックを借りてゴミ処理施設に不用品を直接持ち込む場合は、十分に気を付けて運転してください。
これまでにご説明した通り、遺品整理はそれなりに大変な作業で個人で行うと時間もかかります。
その点、専門業者に依頼すれば肉体的な負担はなく、少ない時間で遺品整理を終わらせることができるのでおすすめです。
では専門業者に依頼するとどんなメリットがあるのか、詳しくご紹介していきましょう。
まだ使えるもの、これからも残したいもの、これはもういらないかも?など、遺品整理をしていると分別する作業が出てきますが、このあたりの問題も専門業者に頼めば、親身になって仕分けしてもらえます。
これらを別々の箱を用意して仕分けしていきます。
自分自身が片づけをしていると、どうしても故人との懐かしい思い出や特別な思い入れなどの感情が入り乱れるため、なかなか作業がはかどらず、いたずらに時間ばかりが過ぎてしまうのが難点です。
その点、専門業者は第三者の視点で、かつご遺族によりそいながら迅速丁寧に分類してもらえます。
遺品を外に運ぶ際に大きな壁となるのが、冷蔵庫や洗濯機・タンスなどの大型の家具家電類です。
基本的に自治体は運び出しはしてくれない為、ゴミ回収場所までは自分で運んでいかなければなりません。
遺族に高齢の方や女性しかいない場合は、かなり苦労を強いられることになるでしょう。
その際にも業者に頼めば、重たいものを運ばずにすみ、腰を痛めることも無くなります。
サイズ的には粗大ごみの範囲内のものであっても、自治体では回収してくれないものも有ります。
エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機などの大型家電は「家電リサイクル法」にのっとって不燃・粗大ごみとして処分することができません。
これは、電化製品に使われている材料や部品などをリサイクルするためです。
そのため、基本的には家電量販店系の店舗で回収作業をしなければなりません。
パソコンなども「資源有効利用促進法」により、メーカーで回収するよう義務付けられていますが、遺品整理業者の中には、回収または買取を行ってくれるところもあります。
ただ注意していただきたいのが、なかには不法投棄を行っている悪質な業者も存在しているという点です。
「家電リサイクル法」「資源有効利用促進法」について理解していることと、前提として不用品や粗大ごみなどの廃棄物を運搬するには「家庭系(生活系)一般廃棄物収集運搬」の許可を得ていなければなりませんので、その辺を確認した上で安心して業者に依頼するといいでしょう。
全ての業者ではありませんが、もういらないけどまだまだ使えそうなものなどを買い取ってもらうことも可能です。
ブランド品や貴金属類はもとより、家具家電などの家財や日用品、個人情報が気になるパソコンやその周辺機器、骨董などのアンティーク品、車やバイク、はたまた農具や工具などの専門機具なども取り扱っている業者もあります。
遺品整理で出てきた不用品はそのまま処分してしまう場合、逆にお金がかかってしまうことが多いですが、せっかくお金に換えられて回収にかかる費用もおさえることができるため、買取サービスをうまく活用するといいでしょう。
この点でも注意していただきたいのが、不用品の買い取りをするためには「古物商」の資格を持っていなくてはなりません。
前記の「家庭系(生活系)一般廃棄物収集運搬」「資源有効利用促進法」「家電リサイクル法」も踏まえ、遺品整理業界も今後ますます増えていくことが予想されますので、この資格の有無も含め慎重に精査して業者に頼むようにしましょう。
遺品整理について一通りご紹介いたしました。
もちろん遺品の仕分けにしても、トラックを用意するのも、運んでもらうのもご自身でやろうと思えばできなくはありません。
しかし、専門の業者に頼んだほうが当然効率的だということですね。
ご予算的に悩まれる方もいらっしゃると思います。
KADODEを含め、複数社の無料見積もりを比較していただいてから、ご自身に合った業者に頼まれるのが良いかもしれません。
そして天国へと還られたご遺族に、こっちは大丈夫だよ!と安心させてあげましょう。
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