体にフィットしご家庭での快適な時間を提供してくれるビーズクッションですが、古くなると体を包み込んでくれる弾力性が低下し、座り心地も悪くなります。
また、洗えないタイプのビーズクッションは、だんだんと汚れが蓄積しニオイが気になるという方も多いようです。
使用頻度によりますが、ビーズクッションの寿命は約3〜5年と言われています。その寿命が迫り、快適に使用できる時期を過ぎると処分を考え始める方も多いのですが、どうやって捨てればいいのかわからない方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、ビーズクッションの捨て方をあますことなくご紹介していきます。
-ビーズクッションの処分方法6つ-
ご負担が少ない方法から無料で捨てる方法までありますので、この記事を参考にご自身に一番合う方法を選んでくださいね。
目次
快適な座り心地を提供するビーズクッションですが、捨てる際には注意が必要です。捨てる前に以下のことを頭に入れておきましょう。
ビーズクッションの中身は、多くが発泡ポリスチレンというプラスチック素材でできています。軽量でクッション性が高い一方で、焼却しない限り分解されにくい性質を持っています。
廃棄する際にはこの点を理解し、環境に配慮した方法を選ぶことが重要です。その具体的な処理方法についても確認し、正しい廃棄を心がけましょう。
一般的にビーズクッションの寿命は3〜5年程度とされています。使い方にもよりますが、ビーズが潰れてくると座り心地が悪くなります。
その変化に気づいたら、新しいものに交換するタイミングかもしれません。また、表面の生地が破れやすく、ビーズが漏れることも廃棄を検討する一つのサインです。
ビーズクッションは一般ゴミとして分類されることはまれで、多くの場合、粗大ゴミとして処理されます。
自治体によってはリサイクル可能な資源として分類されることもあるため、廃棄する際はお住まいの自治体のルールを確認しましょう。
ビーズクッションの簡単な捨て方を紹介します。捨て方は次の6種類です。
それぞれについてさらに詳しくご紹介します。
ビーズクッションを処分する方法として最も一般的なのが「粗大ゴミとして処分する」方法です。粗大ゴミの定義は各自治体によって異なりますが、多くの自治体では30cm以上、または50cm以上のものと定めています。
例えば大阪市では「容器包装プラスチック」、渋谷区では30cm以上のクッションは「粗大ゴミ」とされています。なお、粗大ゴミとして処分するには、大きく分けて2つの方法があります。
戸別収集は、家の近くの指定場所まで回収に来てもらう方法です。事前の申し込みが必要で、多くの自治体で収集日や手数料が定められています。
申し込みをする際は、ビーズクッションの寸法や種類を正確に伝え、指定された収集日時に出す必要があります。
ご自身で直接ゴミ処理場にビーズクッションを持ち込む方法もあります。この場合、戸別収集や集積場所への出し忘れの心配がなく、また収集手数料が安くなる可能性もあります。
しかし、運搬の手間や処理場までの交通手段を考慮する必要があるでしょう。
粗大ゴミとして排出する方法(戸別収集)は自治体ごとに変わりますが、大まかな流れは下記の通りです。
排出するのは朝8時までです(前日の夜には排出できません)。粗大ゴミ処理券は、400円前後が一般的です。
自治体 | 分別 | 料金 |
---|---|---|
世田谷区 | 粗大ゴミ | 800円 |
横浜市 | 粗大ゴミ(50cm以上のもの) 燃やすゴミ(50cm未満のもの) |
500円 |
大阪市 | 粗大ゴミ | 200円〜700円 |
福岡市 | 粗大ゴミ | 300円〜1,000円 |
名古屋市 | 粗大ゴミ(30cm以上のもの・袋にビーズクッションと張紙をする) | 250円 |
札幌市 | 燃やせるゴミ(有料) | 500円〜900円 |
さいたま市 | 燃えるゴミ・カバーは繊維(90cm未満) 粗大ゴミ(90cm以上) |
550円 |
川崎市 | 粗大ゴミ(30cm以上のもの) | 200円〜1,000円 |
広島市 | その他プラ(ポリ袋に入れて出す) | 無料 |
自分でビーズクッションを解体し、一般ゴミとして処分する方法も選択肢の一つです。ビーズクッションを解体してカバーや内袋、ファスナー、中身(ビーズ)を分別すれば一般ゴミとして排出できます。
また、30cm以下の小さいビーズクッションも普通のゴミとして処分できます。カバーの布部分は燃えるゴミまたは資源ゴミ、中身は燃えるゴミまたは燃えないゴミ、プラスチックゴミ、ファスナーは燃えないゴミです。
なお、ビーズクッションの中身がこぼれると回収作業に支障がでるため、自治体の多くが「ゴミとして排出する際に袋に入れてほしい」と住民に呼びかけています。
ビーズクッションをフリマアプリやネットオークションに出品して処分する方法もあります。人気のメーカーで状態が良ければ、想像より高値で売れるかもしれません。
フリマアプリのネットオークションの登録や出品は無料なので、売れなくても損をすることがなく安心。しかし、売れたら手数料や配送料(※出品者負担の場合)がかかるため、損をしないよう安すぎる価格を設定は控えましょう。
なお、数年使用していたり、臭いがついていたりするビーズクッションは状態が悪いため、なかなか買い手がつかないこともあるでしょう。その場合は、自治体や不用品回収業者に依頼してもらうなど、他の処分方法がおすすめです。
リサイクルショップや出張買取を利用して処分することも可能です。ヨギボーや無印良品などのメーカーは中古でも人気があります。
使用頻度が少なく状態が良いものは売却できます。ただし、業者に査定してもらうので、フリマアプリよりも買取基準が厳しくなる場合が多いです。
最近ではLINEやオンラインで無料査定できるサービスも増えています。お店に持ち込んでも売れなければ持ち帰ることになるので、手間を省きたい方はLINE査定や出張買取を利用しましょう。
ビーズクッションを捨てる際、まだ使える状態であれば、知人や友人に譲ることも一つの選択肢となります。
捨てる前にまず、自分の周りに欲しい人がいないか確認してみましょう。もし必要とする人が見つかれば、お互いにとっていい選択となるはずです。
民間の不用品回収業者に依頼する方法でもビーズクッションを処分できます。不用品回収業者ならビーズクッションだけではなく、ベッドマットや家具類、電化製品など、ほとんどの不用品を回収可能です。
ビーズクッション以外にも不用品があれば同時にすべて回収します。自宅から運び出す必要もなく、自宅から持っていってくれるので大きめのビーズクッションでも問題ありません。
無印良品やニトリで購入したビーズクッションってどう捨てればいいの?とお困りの方はいませんか。
販売店やメーカー別にビーズクッションの捨て方をまとめてみましたので、簡潔にどの方法がいいのか知りたい方は参考にしてみてください!
結論、無印良品のビーズクッション(体にフィットするソファ)を捨てるときは、自治体のゴミ回収か不用品回収業者を利用しましょう。
無印良品では新たに商品を購入した方を対象に引き取りサービスを実施していますが、ビーズクッション(体にフィットするソファ)は引き取り対象外となっています。
自治体の粗大ゴミに出す方法はお住まいの地域によって異なりますので、自治体のホームページをご確認ください。
ニトリのビーズクッションは自治体のゴミ回収か不用品回収業者に依頼して処分すると良いでしょう。
ニトリでソファやベッドなど新しい家具を購入する予定のある方は、条件に該当した場合のみ有料で引き取りサービスを利用できます。
ただし、配送員が屋内に設置する商品を購入した方のみ利用できるサービスなので、ビーズクッションの購入では古い品物を引き取ってもらえません。
ヨギボーは分解すれば一般ゴミとして処分できますが、パーツごとに分類する必要があります。カバーやビーズは燃えるゴミ、ジッパーは不燃ゴミに分けられる地域が多いです。
解体するのが面倒な場合は粗大ゴミとして処分しましょう。自治体のゴミ回収か不用品回収業者を利用すると、手間がかかりません。
綿やウレタンを素材としたクッションの処分方法は、自治体のゴミ分別ルールを確認することが最初のステップです。
多くの場合、「不燃ゴミ」として扱われることがありますが、地域によっては「可燃ゴミ」とされることもあるため、具体的な分類や出し方については自治体の指示に従いましょう。
前にも触れた通り、ビーズクッションは、解体することによって無料で捨てることができます。
しかし、ビーズクッションはその特性上、処分する際にいくつかの点に注意しなければなりません。気を付けたいポイント5つをご紹介します。
ビーズクッションの解体作業を行う際は、ビーズが飛び散らないよう特に注意が必要です。
ビーズは、メーカーにもよりますがポリスチレンが原材料になっているものが多いようで、日本スチレン工業会によると人体には無害のプラスチックと言われています。誤って口に入り飲み込んでしまっても、体外に排出されます。
とはいえ、ポリスチレンは発泡スチロールの原料です。静電気を帯びて取り扱いにくく一度バラバラになると掃除が大変。掃除機でもうまく吸引できず、吸引しても掃除機が故障する場合があります。
そのためクッションから中身を取り出す際に、飛び散らないようにしてください。もし飛び散ってしまったら粘着カーペットクリーナーを利用しましょう。
ビーズクッションに含まれる小さなビーズは、ペットや子供にとって誤飲の危険が非常に高いです。よって、ビーズの取り扱いには細心の注意を払い、ペットや子供が近づかない場所でのみ作業を行いましょう。
クッションに入っているビーズはかなり細かいため、たとえ少量でも窒息の危険があるので注意が必要です。
ビーズクッションの中身を取り出し解体する際の飛散や粉塵での健康被害を防ぐためには、マスクの着用が重要です。特に細かいビーズの粒子や袋の内側に生えたカビの胞子は空気中に漂いやすく、呼吸を通じて体内に侵入する危険性があります。
そのため、マスクを正しく着用し、粉塵の吸入を防止しましょう。マスクは不織布などしっかりとしたフィルター性能のあるものを用いることが望ましいです。
ビーズクッションの中身は軽くて飛散しやすいため、解体作業には複数人で協力することが推奨されます。一人で作業を行うと、解体中にビーズが飛び散ってしまい、収集や後片付けが困難になることがあります。
二人以上で作業することで、片方がビーズの袋を切開し、もう片方がそれを支えたり、飛び散りを最小限に抑えたりと、協力して安全かつスムーズな作業が可能になります。
ビーズクッションの中身を袋に入れた後は、それが何なのかが分かるように、外側に内容物を記載することが重要です。ビーズなどの小さな素材は、ゴミと混ざると環境に影響を及ぼす恐れがあるため、正しく処分してもらうための情報を提供する必要があります。
ビーズの入った袋には、例えば「ビーズクッションの中身」などと明記し、処理の際に分かりやすい表記を心掛けましょう。
ビーズクッションを適切に処分するための費用は、その大きさや自治体のゴミ出しルールにより変動します。多くの地域では粗大ゴミとして扱われ、処分には数百円から数千円ほどが相場で要求されることが多いです。
一部の地域では廃棄物処理施設へ直接持ち込むことによって処分費用を削減できますが、事前に予約や手数料が必要です。ビーズクッションのサイズや自治体による指定をよく確認し、効率的な処分方法を選びましょう。
ビーズクッションは解体すれば一般ゴミとして無料で処分可能です。ビーズクッションの中身を取り出してビーズと布に分別します。
ただし、分別の際に中身であるビーズが飛び散らないようにしましょう。飛び散ってしまうと静電気でうまくまとめられず、掃除が大変です。
作業の手順は次の通りです。今回はペットボトルを使う方法をご紹介します。
ペットボトルの筒を使うことで中身が飛び散ることを防止します。分別したら自治体の指示に従って、燃えないゴミ、燃えるゴミなどの日に排出してください。
解体作業を行うには、丈夫なビニール袋やペットボトルなどの密閉できるもの、はさみやカッターナイフ、ガムテープなどの道具が必要です。
また、周囲を汚さないためにシートや新聞紙などの養生用のものもあると便利です。十分な準備と予防策を用意した上で解体に取り組みましょう。
中には解体せず粗大ゴミでの処分を推奨している自治体もあります。ビーズクッションの捨て方は、自治体によって異なるので必ず自治体の公式ホームページまたはお電話で確認してください。
ビーズクッションはサイズが大きいため、処分が困難な場合がありますが、不用品回収業者を利用することによって安全かつラクに処分することができます。
ここからは不用品回収業者を利用するメリットをご紹介します。
不用品回収業者の最大の魅力は、迅速な対応にあります。最短で即日回収をしてくれる業者も多く、忙しい中でもビーズクッションのようなかさばる不用品をスムーズに処分することが可能です。
事前に回収日を指定すれば、予定に合わせた計画的な処分も可能。適切な業者を選べば、急な引越しや家の模様替えなど、予期せぬ状況でも柔軟に対応してもらえるため、忙しい生活を送る人々にとっては大きなメリットとなるでしょう。
ビーズクッションの処分を機に、家庭内で眠っている他の不用品の一掃を考える方も多いでしょう。不用品回収業者は、家電、家具、衣類など、多種多様なアイテムの回収が可能なので、一度に多くの不用品を処分することができます。
一つ一つ異なる処分方法を調べて対応する手間を省き、一括して業者に任せることで効率的に家をスッキリさせることができるのは嬉しいですよね。また複数の品をまとめて処分することで、コスト削減にもつながることが期待できるでしょう。
使用感はあるもののまだまだ使えるビーズクッションや、良い状態の他の不用品を持っている場合、買取りしてくれる業者を選ぶことにより、処分費用を抑えることができます。
売れそうな不用品があれば、売却を検討するのもおすすめです。なお、買取りのプロセスは業者によって異なるので、どのような品が対象かや買取の条件などは事前に確認しておくと安心です。
新しい商品の購入資金に充てるなど、処分と同時に新たなメリットをもたらしてくれるでしょう。
不用品を処分する際は、悪徳業者に騙されることなく、信頼できるサービスを提供する優良業者を選ぶことが重要です。
以下のポイントを確認し、安心して不用品を手放せる環境を整えましょう。
複数の不用品回収業者から見積もりを取り比較することで、適正な価格かどうかの判断材料になります。見積もりは料金だけでなく、サービス内容、追加料金の有無、回収可能な品目が含まれているかどうかを精査しましょう。
悪徳業者は見積もり時点で明確な料金を示さなかったり、「無料」を強調していたり、追加料金を請求するケースが多いため、正確な比較で信頼性のある業者を見極めることが大切です。
不用品回収業者の選定には、過去の利用者の口コミや評判のチェックが有効です。リアルな体験談は様々な方面から業者の実態を知る手がかりになります。
良い評判が多ければ信頼できる可能性が高くなる反面、悪評が目立つ場合は慎重な検討が必要と言えます。
不用品回収業者を選ぶ上で、わかりやすい料金体系・明瞭会計は重要なポイントです。追加料金のない完全前払い制や、料金が明確に提示されたサービスを提供する業者を選定すると良いでしょう。
料金が曖昧、複雑すぎる場合は追加料金を請求する可能性があり、最初の見積もり額と実際に支払う金額に大きな差が出ることがあるので注意が必要です。
信頼できる不用品回収業者は、適切な許認可を得ていることが一つの指標になります。国または地方自治体からの許可を受けて運営されている業者は法規を遵守しており、不正な手段による処分を避けることができるでしょう。
KADODEでも、ビーズクッションを回収しています。ビーズクッション以外に不用品がある場合は、軽トラック積み放題というリーズナブルな価格で家の中にある不用品をまとめて処分できるプランもあるので非常におすすめです。
また、24時間年中無休で電話受付をしているため、隙間時間に電話で問い合わせが可能です。特に次のような要望をお持ちの方はKADODEをご利用ください。
またKADODEでは買取も行っています。まだまだ使えるのに利用しないものがあればどうぞお申し付けください。出張による見積もりは無料です。もし料金にご納得いただけない場合はキャンセルしても費用は発生しません。
電話・LINE・メールでも概算をお伝えすることも可能ですので、まずは一度お気軽にご相談ください。
ビーズクッションの処分方法について解説してきました。必要な人に譲ったり、買い取ってもらったりと様々な方法があることが分かりましたが、その中でも、ビーズクッションを「捨てる(廃棄する)方法」は以下の3つです。
一般ゴミとして出す方法は無料ですが、ビーズが飛び散ると掃除が大変になりますし、意外に労力がかかります。細心の注意を払いながら、処分をおこなうようにしましょう。
ビーズクッションを処分する際は、手間や料金を総合的に判断し、ご自分に合った方法を選択してくださいね。
なお、この3つの中で最もご負担の少ない方法は、不用品回収業者への依頼です。もし不用品回収業者へ依頼をされる際には、当社KADODEもぜひご検討ください。
不用品回収例
など、様々な不用品処分に
ご活用いただけます。
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スタッフからのコメント
ビーズクッションや衣装ケースを回収してほしいとご依頼いただきました。ビーズクッションはサイズが大きく、使用していないと家の中でもかさばってしまいます。ご依頼いただいたお客様より家の中がスッキリしてよかったですとのお言葉を頂戴いたしました。