テレビは家電リサイクル法の対象製品です。 そのため、自治体の粗大ごみ回収では処分することはできません。
さらに、家電リサイクル法の対象製品の処分には、基本的にリサイクル料金がかかります。
「じゃあお得に処分することはできないの?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
自治体の粗大ごみで回収してもらえないとはいえ、処分方法は複数あり、その中には簡単に処分できる方法から、お得に処分できる方法も存在します。
この記事ではテレビの様々な処分方法をご紹介し、それぞれのメリット・デメリットまで詳しく解説します。
あなたに合った一番の処分方法を選択し、賢くテレビを処分しましょう!
– テレビの正しい処分方法は7種類!-
この記事ではテレビの様々な処分方法をご紹介し、それぞれのメリット・デメリットまで詳しく解説します。
その中から、あなたに合った一番の処分方法を選択し、賢くテレビを処分しましょう!
目次
テレビは家電4品目のうちの一つで、この家電4品目は家電リサイクル法の対象製品です。
家電4品目
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では、家電リサイクル法とはどんな法律なのでしょうか?
正しくは特定家庭用機器再商品化法と言い、簡単に説明すると、リサイクルできるものは再利用して廃棄物を減らそうという法律です。
具体的には、一般的な家庭や事業所などから出た家電4品目から、使える部品や材料を再利用して廃棄物を減らし、資源を有効活用しようということです。
法律で定められているため、適切な方法で処分しないと違法となってしまします。
そのため、テレビも自治体の粗大ごみ回収で処分できなくなってしまいました。
限りのある資源を有効活用するためには「5R」が重要とされています。
5Rとは、Recycle(リサイクル)、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Return(リターン)、Repair(リペア)の頭文字です。 資源の有効利用とごみの発生抑制を進め、できるだけ環境負荷が少ない、循環型社会の実現につなげるためのものです。
リサイクルもこの5Rの中のひとつで、具体的には不用品となってしまったものを再度資源に戻し、それを再利用して新しい製品に作り変えることを意味します。これによってゴミの量を削減することができ、焼却処分や埋め立てが不要となるほか、温室効果ガスの削減にも繋がります。できるだけ多くの不用品をリサイクルすることにより、さまざまなメリットにつながるのです。
ほとんどのテレビは家電リサイクル法の対象製品となっていますが、例外もあります。
これらは家電リサイクル法の対象とはなりません。
テレビを含む家電リサイクル法対象製品は、基本的に「リサイクル料金」と「収集運搬料金」を支払って処分します。
なぜリサイクル料金が必要なのかというと、家電リサイクル法が施行されたことで業者側が資源を活かすための処分方法を取らなければならなくなり、その費用を個人が負担するという取り組みができたためです。
消費者がリサイクル料金を負担することにより、不要となった家電が有用な資源に生まれ変わります。
なお、リサイクル料金は家電メーカーやその製品ごとに設定されていますが、収集運搬料金は小売業者によって異なります。
一般的なテレビのリサイクル料金と収集運搬料金は以下の通りです。
テレビの種類 | リサイクル料金 | 収集運搬料金 |
ブラウン管テレビ 15型以下 | 1,296円~3,094円 | 1,600円〜3,000円 |
ブラウン管式テレビ 16型以上 | 2,376円~3,634円 | |
液晶・プラズマ式テレビ 15型以下 | 1,836円~3,148円 | |
液晶・プラズマ式テレビ 16型以上 | 2,916円~3,988円 |
各メーカーのリサイクル料金を調べる際は、以下のサイトが便利です。
通常の方法でテレビを処分しようとすると、上記のような料金が発生します。
しかし、処分方法によってはリサイクル料金や収集運搬料金かからない方法もありますので、その中からご自身の状況に一番合う方法を選択し、賢くテレビを処分するようにしましょう。
上記のように、テレビの処分にはリサイクル料金や収集運搬料がかかるため、無料で処分するのは難しいでしょう。
しかし、もし壊れていたとしても、破損の具合や年式によっては、部品交換で十分に使えることもあるため、リサイクルショップでの買い取り、または無料回収してくれる可能性もあります。
処分にどうしてもお金をかけたくない場合は、ジャンク品などの買取実績が多いリサイクルショップに持ち込むことも検討してみましょう。
また、ヤフオクやメルカリなどでも、ジャンク品を購入して修理して再利用する方がいるため、試しに出品してみることも一つの手です。
ただし、必ず売れる保証はありませんので、まずは、同様の製品に買い手がついているか検索してみるといいでしょう。
テレビを含む家電リサイクル法対象製品を処分する際には、「リサイクル料金(リサイクル券)」が必要です。
このリサイクル料金については、状況に応じて購入先や処分までの流れが異なります。大きく分けて以下の2つの方法があるので確認しておきましょう。
✓料金郵便局振込方式=【ご自身で指定引取場所に持って行く場合】or【テレビを購入した・買い替えする小売店が家電リサイクル券センターに未加入の場合】
※家電リサイクル券の控えは、その後正しく処分されているかを確認できるので、トラブルを防ぐためにも大切に保管しましょう。
✓料金販売店回収方式=【小売店や自治体(認可する回収業者)に回収のすべてをお任せする場合】
※この方法だと、事前に郵便局で家電リサイクル券を購入する必要がなく、手間がかかりません。
リサイクル券を購入する際は、次の4つのポイントに注意しましょう。
1.すでに存在しないテレビメーカーの場合は指定法人の一律料金になる
もし処分したいテレビのメーカーがすでに存在しない場合は、指定法人がリサイクルするため、指定法人のリサイクル料金が適用されます。 また、テレビのメーカーが分からない場合も同様です。
2.振替払込受付証明書は紛失すると引き取ってもらえない
料金郵便局振込方式で処分する場合、郵便局でリサイクル料金を支払って交付される「振替払込受付証明書」を紛失してしまうと、回収業者にテレビを引き取ってもらえません。
ですが、ATMからリサイクル料金を振り込んで、その時のご利用明細票の控えを保管している場合は、振替払込受付証明書の代わりになるケースもありますので、もし紛失した際は家電リサイクル券センターに問い合せてみましょう。
3.間違えて購入したリサイクル券では引き取ってもらえない
リサイクル料金は処分するテレビのメーカー、品目、料金区分コードによって異なりますので、もしリサイクル券を間違って購入してしまうとテレビを引き取ってもらえません。その場合、改めて郵便局で手続きを行う必要があります。
間違って購入したリサイクル券は返金可能ですので、家電リサイクル券センターへ問い合わせましょう。
4.家電リサイクル券の排出者控は必ず受け取る
回収業者に処分するテレビを引き取ってもらった際に、家電リサイクル券の排出者控を必ず受け取りましょう。
排出者控には問い合わせ管理番号が記載されておりますので、家電製品協会のサイトで、間違いなく製品メーカーに引き渡されているかを確認できます。その後のトラブルを避けるため、家電リサイクル券の排出者控は必ず受け取り、しばらくは保管しておくようにしましょう。
自宅のテレビが大きさが分からない場合は、テレビの型番を確認しましょう。
型番はテレビの正面下の方か、裏側に記載されています。
型番の最初の2桁の数字がテレビの大きさを示しており、KJ-55X9500Eなら55型、LC-40L5なら40型です。
テレビを処分する具体的な方法は以下の7種類です。
どの方法も良い点・悪い点がありますので、きちんと把握し、自分に合った最適な処分方法を見つけましょう。
下記ではそれぞれの方法の特徴を詳しくご紹介していきます。
新しくテレビを購入する際に、処分予定のテレビをその販売店で引き取ってもらうことが可能です。
家電量販店は、家電リサイクル法の対象製品を買い替える消費者に対して、古い製品を引き取る義務があります。
この方法の良い点は、新しいテレビを配達してもらった際にそのまま古いテレビを引き取ってもらえるので、余計な手間がかからないことでしょう。
ただし、販売店は古いテレビを下取りしたり、無料で回収してくれるわけではなく、「リサイクル料金と収集運搬料金」がかかります。
リサイクル料金はテレビのメーカーや種類によって異なりますが、収集運搬料金は販売店によって異なります。
主要な家電販売店の収集運搬料金は次の通りです。
【プラズマ・液晶テレビ15型以下】
店舗名 | 収集運搬料金 |
ケーズデンキ | 2,200円 |
ヤマダ電機 | 2,200円 |
ビックカメラ | 1,650円 |
エディオン | 1,100円(32インチ以下) |
ヨドバシカメラ | 550円 |
【プラズマ・液晶テレビ16型以上】
店舗名 | 収集運搬料金 |
ケーズデンキ | 2,200円 |
ヤマダ電機 | 2,200円 |
ビックカメラ | 1,650円 |
エディオン | 1,650円(33インチ以上) |
ヨドバシカメラ | 550円 |
【ブラウン管テレビ15型以下】
店舗名 | 収集運搬料金 |
ケーズデンキ | 2,200円 |
ヤマダ電機 | 2,200円 |
ビックカメラ | 1,650円 |
エディオン | 1,100円(32インチ以下) |
ヨドバシカメラ | 550円 |
【ブラウン管テレビ16型以上】
店舗名 | 収集運搬料金 |
ケーズデンキ | 2,200円 |
ヤマダ電機 | 2,200円 |
ビックカメラ | 1,650円 |
エディオン | 1,650円(33インチ以上) |
ヨドバシカメラ | 550円 |
上記の販売店以外でテレビを買い替えられる場合は、その販売店に問い合わせて収集運搬料金を確認しましょう。
処分の手間があまりかからないのがこの方法のいいところですが、基本的な費用はかかってしまうのでお得な方法と言えませんね。
新しく購入する予定はなく、テレビを処分したいだけの場合は、そのテレビを購入した販売店に処分を依頼できます。
これはAmazonなど、ネット通販で購入した場合でも可能です。
この方法も自宅まで販売店から依頼された業者がテレビを引き取りに来てくれるので、手間がかからないのが良い点と言えるでしょう。
しかし、同様に「リサイクル料金と収集運搬料金」はかかりますので、費用の面でお得とは言えません。
粗大ごみとして処分できなくなったテレビですが、市区町村によってはその自治体が指定する業者に回収を依頼できる場合があります。
お住まいの地域の自治体が、家電リサイクル法の対象製品の回収を行っているかは下記から確認してみましょう。
この方法でテレビを処分する場合も「リサイクル料金と収集運搬料金」はかかります。
処分するためのおおまかな手順は次の通りです。
自治体によって異なりますが、ほとんどの場合は家の中からの運び出しには対応していないため、指定された場所までご自身でテレビを運搬しなければなりません。
そのため、ご高齢の方や女性、エレベーターがないマンション等にお住まいの方など、運搬が難しい方は他の方法を検討することをおすすめします。
各自治体が指定する引取所にテレビを持ち込んで処分してもらうことも可能です。
お住まいになっている地域の指定引取所は以下のサイトで検索できます。
この方法の良い点は収集運搬料金がかからず、リサイクル料金だけで済むことでしょう。
主な手順は以下の通りです。
収集運搬料金がかからないとはいえ、この方法だと、指定引取所にご自身でテレビを持ち込む手間がかかります。
大型のテレビの場合は、自家用車で運搬できない可能性もあります。
また、自家用車がない方は別途レンタカーの手配が必要になるなど、かえって手間や費用がかかるので注意が必要です。
壊れていないテレビなら、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。
この方法の最大のメリットは処分費用が一切かからず、逆にお金が手に入る点でしょう。
テレビの状態がいい場合や、人気のモデルの場合には、高値で買い取ってもらえるかもしれません。
また、最近では出張買取を行ってる店舗も多く、自宅まで査定に来てくれるので手間もかかりません。
ただし、テレビが壊れている、傷や汚れなどが多く状態が悪い、古い型のテレビの場合は買取を断られることもよくあります。
その場合は、別の方法でテレビを処分しなければなりません。
もしリサイクルショップでの買取を検討されている場合は、事前に電話やメール等でテレビの型番を伝え、そもそも買取が可能なのかを確認したうえで持ち込むと安心です。
国税庁が定めているテレビの耐用年数は5年。この耐用年数とは、その製品が問題なく使用できる期間のことです。
とはいえ、5年を過ぎるとテレビが使えなくなるというわけではなく、不具合が生じたり、故障したりする可能性が高まると考えられています。
リサイクルショップの買取時に問題なく使用できるテレビであっても、販売した後にすぐに故障してしまってはお店側の信用に関わりますし、それが保証期間内であれば無料で修理や交換をする必要があるため、余計なコストがかかってしまします。
そのようなリスクをできるだけ避けるため、リサイクルショップでは5年以上使用されているテレビの買取を断ることが多いようです。
また、海外製のテレビは新品でも安く販売されていることが多く、中古市場でも価値が低く利益が少ないため、買取を断られるケースがあります。
近年利用者が増えているメルカリやヤフオク!。これらの個人売買サイトでテレビを売却するひとつの方法です。
こちらもリサイクルショップで買い取ってもらうのと同様に、処分費用がかからずお金が手に入るという点がメリットと言えるでしょう。
また、場合によってはリサイクルショップよりも高値で売却できる可能性もあります。
しかし、出品するために手間がかかるのが難点です。
普段から不用品などを出品されていて慣れている方はともかく、サイトへの登録、商品画像の用意や説明文の作成、テレビの梱包・発送など、初めての方には少しハードルが高いかもしれません。
また、テレビの状態が悪かったり、人気のないモデルの場合はなかなか買い手が付かなかったり、最悪の場合売却できないこともあります。
加えて、テレビはある程度大きさのある製品なので、出品者側が送料を負担することになれば、利益が少なくなることも考えられます。
他にも、顔の見えない相手同士でやり取りをするため、トラブルが発生するケースも多いようです。
不用品回収業者に依頼してテレビを処分する方法は、近年人気が高まっています。
電話やメール、ホームページから依頼するだけで自宅まで回収しに来てくれるので、自分で指定場所まで持ち運ぶ手間もかかりません。
また、リサイクル料金や収集運搬料金はかからず、回収料金のみでテレビを処分してくれます。
さらに、不用品の買取や無料回収を行っている業者もあり、まだ使える状態のものならテレビを買い取ってもらえる可能性もあります。
テレビ以外にも不用品がある場合は、まとめて処分してもらえるうえ、処分する品目や点数、回収業者のプランによっては、自治体で処分するよりもお得に処分することもできるでしょう。
特に次のようにお考えの場合は、不用品回収業者への依頼をおすすめします!
便利に活用できる不用品回収業者ですが、中には違法な処分方法を行う業者や、法外な料金を要求してくる業者もいるため注意が必要です。
このような業者と関わってしまうと面倒なトラブルに巻き込まれてしまいます。
そのため不用品回収業者を利用する場合は、次のような業者を利用しないようにしましょう。
もし、悪徳業者と関わってトラブルに巻き込まれてしまった場合には、消費生活センターに相談することをおすすめします。
良い不用品回収業者を選ぶためには、以下の5点を確認するようにしましょう。
これらをしっかりと確認することによって、誤って悪徳業者に依頼してしまうリスクが大幅に削減できます。
余計なトラブルに巻き込まれないためにもこの5点を踏まえた上で、あなたの状況にあった不用品回収業者を選択するようにしましょう。
テレビの処分方法をざっくり要約
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スタッフからのコメント
新しくテレビを購入するので古いほうを引き取ってほしいとのご依頼を受け、ご自宅まで伺いました。拝見したところ状態がよく、まだまだ使えるものだったため買取を提案。査定額にもご満足いただき、とてもお喜びいただけました。
またテレビ以外にご家庭で不要になった家電を処分したいという方はこちらの、冷蔵庫を処分するの記事もあわせてご覧ください。
テレビを処分すると言っても、様々な方法があります。手間のかかる方法、かからない方法。
処分料金がかかる方法、かからない方法、逆にお金になる方法。
どこを重視するかは人によって変わってくるでしょう。
しかし、最近のテレビは大型の物が多く、ご自身で運搬するのは大変です。
無理して運ぼうとすると、部屋の壁や床、他の家具に傷を付けてしまうかもしれません。最悪ご自身が怪我をしてしまう可能性も…。
そのため、できるだけご自身で運搬しなくて済む方法がおすすめです。
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ご活用いただけます。
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北海道地方
スタッフからのコメント
使っていないテレビとテーブルの回収のご依頼をいただきました。テレビのサイズが大きいためお部屋の一角を占拠していたようで、かなりスッキリしたとお喜びいただけました。